第4章 神竜 VS 破壊神

第8節 最後の障害

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なんとか指輪を破壊した一行であったが、その衝撃でダンジョンが崩れ始めた。無事に脱出できるのだろうか?
ギャバン 「どうなったんですか~?(気絶していたので状況が把握できてません)」
ナイトセイバー 「起こしたばっかりでなんだが、生き延びたければ走れ~」
ギャバン 「お嬢様は大丈夫ですか?」
GM 「えーと、残り体力は2か」
ナイトセイバー 「じゃあいちおう回復魔法を掛けておきます、11発回復」
マーティス 「俺もほしいな、ギャバン頼む」
ギャバン 「えーじゃあ回復を・・・・(1ゾロ)」
ツィックラー 「どうやったら回復だけで一日3回も1ゾロ出すんだよ(笑)」
ギャバン 「ほら、ここは邪神の神殿なんで(笑)」
GM 「ああ、太陽神の加護は薄いんだね(笑)えーそんな事していると、岩が降ってくるわけです(サイコロを振る)、マーティスとパロメオとギャバンの3人」
ギャバン 「私入るんですか?なんだか神の加護がちょー薄い気がするんですが」
ナイトセイバー 「そんなものは気合だ~(笑)」
マーティス 「回避は11」
ギャバン 「同じく11です」
GM 「じゃあ、なんとか避けました。でもどんどん岩が崩れてきますよん」
ナイトセイバー 「走れ~」
GM 「えー、走っている途中に気付きましたが、雷が止まってますね。柱とかガーゴイルの像とかも崩れてきてます。で雷の回廊を出たところの部屋まで着ました」
ギャバン 「ガーゴイルは?」
ナイトセイバー 「この扉の外じゃなかったっけ?」
マーティス 「でも扉を開けないと出られないだろう」
ギャバン 「では開けますよ」
ツィックラー 「でも来たときに、鍵掛けたんじゃなかったっけ?」
ナイトセイバー 「うわあ、そうだった開ける開ける」
GM 「まあ、内側からなんで扉は簡単に開きますが、時間がちょっとかかると。えーその間に(サイコロを振る)ツィックラ-とパロメオとギャバンに岩が落ちてきます」
ギャバン 「なんで私ばかり!?(汗)」
ナイトセイバー 「気合がたんねーんだよ」
ギャバン 「違います、アルゲイアスの陰謀です!!」
ツィックラー 「回避は4」
ギャバン 「うーん、8」
GM 「12発で、えーと回避の数字をそのまま引いたのがダメージね」
ギャバン 「すると12-8で4発?」
GM 「そう」
ツィックラー 「うーん、残り1になってしまった」
GM 「で、扉を開けると外にいたガーゴイルが『うがー』って襲ってきますが」
ギャバン 「どうしましょう!?」
ナイトセイバー 「いや、もう無視して走る走る、闘ってる場合じゃないし、ガーゴイル君、君らもね(笑)」
(一同笑)
GM 「まあ崩落でガーゴイル君たちも被害が出てるようですが、なんせ数が数なんで、無事なヤツがたくさん襲ってきます」
ツィックラー 「ちなみにわたし後1発くらったら死んじゃいますけど」
ナイトセイバー 「じゃあ9発回復、でこっちの魔法は打ち止め」
GM 「さあ、皆でがんばって脱出しよう(笑)」
ツィックラー 「とりあえず、さっきの撃つかなぁ」
ギャバン 「え?」
ツィックラー 「さっき指輪の崩壊で吸収した爆風をここで撃つ」
ナイトセイバー 「ああ!!なるほどうまい!!」
ギャバン 「えらいぞ、ツィックラ-君!!」
ツィックラー 「ここが使いどきかなぁと、では撃ちます」
GM 「えー、撃ちました。爆風がかなり広範囲に広がり、ガーゴイルたちは吹き飛ばしました。まあ、一撃で破壊できたわけではないけど、かなり隙は作りました」
ギャバン 「よし、いまです。お嬢様急いで!!」
GM 「『うぃーっす』って駆け出しました。そんなタイミングでえー、ナイトセイバーとギャバンとパロメオとマーティス回避」
マーティス 「岩?ガーゴイル?」
GM 「岩です」
ナイトセイバー 「回避は16」
GM 「完全回避」
マーティス 「12」
GM 「なんとか回避」
ギャバン 「9」
GM 「3発ダメージね、また倒れそう?」
ナイトセイバー 「まあ、後は宰相さんにもらった護りのタニシスに期待するしかないな」
ギャバン 「あっ、ぴったり倒れてる」
ツィックラー 「タニシスは発動するのか!?」
マーティス 「いや。そのまま奈落の底へ」
ナイトセイバー 「お前の死は無駄にはしない」
ツィックラー 「こんどは無事に成仏してくださいよ」
ギャバン 「ちょ、ちょっと、待ってくださいよ(汗)」
(一同笑)
GM 「じゃあ、今のはタニシスが発動して、防御してくれたという事でいいよ」
ギャバン 「ふぅ、助かりました。ありがとうございます」
GM 「でも、今のでタニシスの光が弱くなったけどね」
ギャバン 「仕方ないです、今後の事を考えて回復しておきます、9発回復で、私もこれで打ち止め」
ナイトセイバー 「走る走る」
ギャバン 「大ピンチ」
GM 「じゃあ、一周まわったくらいのところでガーゴイルが2体、行く手を阻んだ」
ナイトセイバー 「ここはやるしかないな」
ギャバン 「ガーゴイルって強かったんでしたっけ?」
GM 「えーと、君は前にナイトセイバーとマーティスが一ラウンドで倒したのは覚えてる」
ギャバン 「ああ、そうでしたね」
マーティス 「戦おう」

足場が悪く岩が降ってくる最悪の状況で戦いがはじまった!!しかし、ナイトセイバーが2回クリットを回して一撃で一体倒し、マーティスのウォーハンマー、ミアータのウィスプ、ツィックラ-のエネルギーボルトでダメージを与え、パロメオが投げたダガーがとどめをさした。あっさり1ラウンドで戦闘終了
ギャバン 「ナイス連携、さっさと逃げましょう」
GM 「えー、さらに逃げていきますと、回避っちゅうか敏捷チェックっていうか」
ナイトセイバー 「なに?(笑)」
GM 「えー、冒険者+敏捷ボーナスのチェックかな」
ナイトセイバー 「14」
GM 「えーと、パロメオは15だったと。ちなみに、フォレスは気絶しててパロメオが抱えてます」
ツィックラー 「14」
マーティス 「やっべー9だよ」
ギャバン 「12です」
GM 「お嬢様、おいしいところで1ゾロ」
ギャバン 「マジですか!?おいしくないですよ!!」
GM 「えー、通路が陥没しまして、マーティスが足を取られました」
マーティス 「うぉ」
GM 「もう一回、冒険者レベル+敏捷ボーナスで落ちないかチェックしてください」
マーティス 「えーと、・・・14か」
GM 「それなら落ちずにすんだ」
ツィックラー 「で、お嬢は?」
GM 「えー、同じチェックしまして・・・・さっき1ゾロだったしな・・・落ちそう、誰か手を出さないと落ちますね」
ギャバン 「わたくしが!!お嬢様~」
GM 「冒険者レベル+器用度ボーナスで掴んでくださいな」
ギャバン 「うぉー。6ゾロ」
ナイトセイバー 「お嬢様のためならたとえ火の中水の中か(笑)」
GM 「じゃあ、すんでのところで掴めました」
ギャバン 「引き上げて早く行きましょう」
GM 「そんなところで落石が、えーと(サイコロを振って)ナイトセイバーとツィックラ-とギャバン(笑)」
ギャバン 「ええ!?今は、ちょ、ちょっと」
GM 「ギャバンは今の体勢だと回避は-4かな」
ギャバン 「ちょっと待ってくださいよ、お嬢様を掴んでる体勢?」
GM 「もちろんです」
ナイトセイバー 「ああ、いいねぇかっこいー(笑)、あっ、ちなみに俺は14で回避」
ツィックラー 「8」
GM 「ナイトセイバーは完全に避けて、ツィックラ-は4発」
ギャバン 「回避ですよね。うーん9」
GM 「それに-4で5、するとダメージは7発」
ギャバン 「7発!?うっそ」
ツィックラー 「また死んだ?」
ギャバン 「さっき全快してるからまだ平気ですが・・・」
GM 「きっとお嬢様を掴んでるところに背中辺りにごすっと岩が落ちてきました」
ギャバン 「タニシスは駄目ですか?」
GM 「さっき効いたじゃないか、そんな都合良く利きません」
ギャバン 「えー、大ピンチです。とりあえずお嬢様を引き上げます」
GM(ミアータ) 「サンキュー、ギャバン」
ギャバン 「サンキューじゃないです。背中痛いです(笑)とにかく早く行きましょう」
GM 「えー、それでは、アルゲイアスの神像が見てる中、進む訳ですが・・・」
ナイトセイバー 「見ていようがいまいが関係あるかぁ(笑)」
ツィックラー 「今は、そんなの気にしてられない」
GM 「それでは、通路をあがっていきまして、この通路のはじまっていた柱とかかり火がたかれていた部屋に出てきました。神像の前まで出ていた踊り場とかは崩れてなくなってまして、部屋のほうも柱が何本も倒れたりしてかなり崩れてきてますね」
ギャバン 「行きましょう」
GM 「次は螺旋階段ですね」
ツィックラー 「ああ、まだ螺旋階段があったんだ・・・・・」
ギャバン 「とにかく急いでいきましょう」
GM 「ここは丈夫なようで、ゆれてますが、崩れたりはしてきませんね。上がりきりました」
ギャバン 「ふう、なんとかここまで来ましたね。ただこのまま帰れるとも思えませんが・・・・」
ナイトセイバー 「これで、破壊神が復活したりね」
ギャバン 「そんなことになったらこの島終わりですよ、今はとにかく脱出しましょう」
GM 「じゃあ、最初の礼拝堂まで上がってきました。ここもゆれてまして、壁とかが崩れてきてます」
ナイトセイバー 「逃げる逃げる、ここは逃げるしかない」
GM 「はい、えー控えの間の方まで戻ってまいりました。そこに人影があります」
ギャバン 「どなたですか?」
ツィックラー 「たぶん破壊神の司祭長のバレッジ?」
GM 「そうです、バレッジ曰く『これは君たちの仕業かな?』と言っております」
ナイトセイバー 「まあ、うーんと40%くらいは。残りの60%は指輪のせいかな」
ギャバン 「だそうです(笑)」
(一同笑)
GM(バレッジ) 「ここまで危険なものだったとはな・・・・」
ナイトセイバー 「いや、ここもうあぶねえから、とっとと逃げようぜ。おっさんも」
ツィックラー 「とりあえず、指輪なくなったし。破壊神の神殿で破壊が起きてるんだからいいんじゃないかなぁと」
ギャバン 「すごい屁理屈(笑)」
ナイトセイバー 「今は、そういう事を言い争っている場合じゃないだろうよ」
ギャバン 「とにかく逃げましょうよ」
GM 「じゃあ、その足元にフォースが飛んできました」
ギャバン 「うわぁあ、逃がさないって事ですか?」
GM 「『どのみちここで死ぬのだ、気にする事もあるまい』、と、えー、目に狂気の光が灯っております」
ナイトセイバー 「じゃあなに、ごごごごごって背景が揺れる中、最後の戦闘がかっこいー(笑)」
マーティス 「じゃあ、やるしかないな」
ギャバン 「うわ、言っちゃった」
ナイトセイバー 「お前の破壊か俺の悪か(笑)」
ギャバン 「違いますあなたの闇か私達の光かです!!」
GM(バレッジ) 「この本部はもう使えまい」
ツィックラー 「そうでしょうねぇ、別に建て直せば」
GM(バレッジ) 「『もちろん建て直すさ、お前達の生贄をもってな!!』ってモーニングスターと盾を構えた」
ナイトセイバー 「みんな殴り系の武器じゃねえか・・・・」

戦闘の口火はツィックラ-のクロスボウからはじまった!!
クロスボウはあっさり回避されたところで、バレッジのフォースイクスプロージョンが炸裂、もともと弱っていたパーティに大打撃を与える。

ギャバンとフォレスのタニシスはその一撃で壊れ、後が無くなる。ナイトセイバー・マーティス・パロメオの3人は接近、ミアータがシェードを飛ばすが、たいした効果を上げられない。

次のラウンドの頭、ギャバンとミアータに頭上から岩が降って来て、ギャバンはダメージをミアータはタニシスを犠牲に助かる。そして、パロメオが見事にクリティカル!!その攻撃をバレッジは防御1ゾロで直接くらう。バレッジはパロメオに反撃しダメージを与える。
ナイトセイバー 「なんかGMだけで戦闘が進んでる(笑)」
マーティス 「逆に言うと、プレイヤーが活躍していないんだけどな(笑)」

その後、ナイトセイバーのクリティカルが一発当たるが、相手の防御力は高く魔法も高い効果を上げられない。反面パーティは確実にダメージを受けつづける。
マーティス 「戦えない奴は逃げた方が良いな」
ギャバン 「お嬢様を置いて逃げられませんよ、とりあえずフォレスを担ぎます」
ナイトセイバー 「死んでも責任持たないからな!!」
と言っている側からギャバンが岩の直撃を受けて気絶。と、ここでちょうど、ツィックラ-・ナイトセイバー・マーティスがちょうど戦闘している付近の天井が崩れそうなのに気付く。
ナイトセイバー 「うわー、まずそー」
GM 「パロメオは攻撃しました」
ナイトセイバー 「え?天井に気付いてないの」
GM 「気付いてません」
ツィックラー 「天井をエネルギーボルトで撃っちゃっていいかな?パロメオはタニシスあるし」
ギャバン 「そうか、それがあれば大丈夫でしょう。撃っちゃえ!!」
ツィックラー 「じゃあ、撃ちます」

ツィックラ-の放ったエネルギーボルトが脆くなった天井を打ち抜き崩れる!!気付いていたマーティスとナイトセイバーは辛うじて巻き込まれずに済んだが・・・
GM 「『まじかよ~』とパロメオが巻き込まれました。シーンとしては、いまいちかっこよくないなぁ(笑)」
(一同笑)
GM 「司祭もなにぃ~!!ってがらがらがらと岩が落ちてきて砂煙で見えなくなりました」
ギャバン 「どうなりました!?わたし気絶していて見れませんけど」
GM 「ミアータが応急処置しときましょう」
ギャバン 「うう・・って砂煙のほうを見ます」
GM 「えー、煙が晴れてきますと、真中でパロメオが立ち尽くしてる」
ギャバン 「パロメオのタニシスは?」
GM 「割れてます」
ギャバン 「あらっぽいことしますねツィックラ-君」
マーティス 「相手の司祭は?」
GM 「とりあえず、見当たらない」
ナイトセイバー 「まだここやばそう?」
GM 「揺れてます、まだ崩壊は続いてますね」
ナイトセイバー 「急いで逃げよう」
ギャバン 「とりあえず、フォレスを背負ってお嬢様を連れて逃げましょう」
GM 「ミアータは『あたしは大丈夫』って自分で走ってますよ」
ギャバン 「あなた、のこり体力1じゃないですか」
GM(ミアータ) 「それを言うとギャバンもね」
ナイトセイバー 「とにかく外へ脱出だ」
GM 「えー、上の教団の建物に上がってきました。かなりパニックになっているみたいですね。あちこちから悲鳴とか聞こえてくる、それに焦げ臭い匂いもしてくるから火事も起きてるみたいですね」
ナイトセイバー 「火事なら任せてくれ、炎のダメージ-4だ」
ギャバン 「そういう問題じゃないでしょう」
ツィックラー 「うりゃー油瓶投げまくって火に油をそそぐ」
ギャバン 「投げてんのかよ!!あなた!!最後まで好青年になれなかった・・・」
マーティス 「とにかく、もう退却しよう」
GM 「それでは、裏口から出て、チコリンが待ってるところまでやってきました。心配そうな顔して『大丈夫かぁ』って言ってます」
ギャバン 「正確に言うと大丈夫じゃないです」
ナイトセイバー 「とにかく安全なところまで馬で逃げよう」
マーティス 「結果的には破壊神の教団を壊滅させたな。サーガが出来るぞ(笑)」
ナイトセイバー 「うーん、結果論かよ~(笑)」
(一同笑)
ツィックラー 「まあ、一応司祭をやっつけたみたいだし」
ナイトセイバー 「死体を確認できなかったけどね。また『死の底から復活してきたのだ~』とか言って現れたり(笑)」
ギャバン 「(かすれ声で)はぁ~、そんなことありません」
ツィックラー 「まあ、皆生きてたんだからいいじゃない」
ナイトセイバー 「辛うじてな(笑)」

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