第4章 神竜 VS 破壊神

第6節 破壊神の神殿

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破壊神の正神殿へと続く扉を見つけた一行は、正神殿の奥にあると言う【雷の回廊】をめざし、さっそく乗り込むことに。ちなみに、パーティメンバー5人に加え、護衛役のパロメオと賢者のフォレスが同行しています、あと案内役のチコリンは神殿の外でみんなの乗ってきた馬の見張りをしています。
GM 「扉を開けると、下に階段が続いているよ」
ギャバン 「じゃあ、階段を降りていきましょう」
ナイトセイバー 「おお。早くも禍々しい瘴気が~」
GM 「気が早いよ。まあ、ここを降りただけでは何も感じないよ。えー降りますと廊下が続いてます。で、壁にろうそくの火が灯ってます」
ギャバン 「ちなみに(前回の冒険で入手した)雷よけになるワインって持ってきてるよね」
ツィックラー 「たしか持ってるはずだよ、君が」
ギャバン 「(キャラクターシートを確認して)あっ、そうでした。これが無かったらしゃれになりませんからね。それでは、廊下を進みます」
GM 「廊下をちょっと行くと部屋に出ます。ベンチとかが並んでいて控え室って感じの部屋ですね。奥には大きな両開きの扉があります」
ギャバン 「扉には何か書いてあったりします?」
GM 「なにもないっす」
ギャバン 「とりあえず、開けますか」
GM 「大きな扉をギギギーと開けますと、広い空間になってまして、礼拝堂のようですな。奥には破壊神アルゲイアスの神像があります」
ナイトセイバー 「うわー壊してー(笑)」
ギャバン 「まあまあ、ここには喧嘩を売りに来たのではありませんから。他には何かあります?」
GM 「とりあえず通路とかは見当たりません」
ナイトセイバー 「隠し通路とか階段とかあるのかな」
ツィックラー 「神像の裏とか祭壇とかに?」
ナイトセイバー 「それだとお手軽だな。探してみよう」
GM 「じゃあ、探してみてください」
ナイトセイバー 「祭壇を探してみよう、捜索は13」
GM 「ありました」
マーティス 「少しは隠せよ(笑)」
ナイトセイバー 「隠してあったじゃん(笑)」
ギャバン 「もっと歯応えがほしかったんでしょ(笑)」
GM 「えー、まあ祭壇をずらすと神像の足元がごごごっと動きまして階段が現れたわけですな」
ナイトセイバー 「さっそく降りてみよう」
GM 「螺旋階段になってますね。かなり長いですな」
ギャバン 「どのくらいです?」
GM 「下が見えません、まあ、もともと暗くてあまり見えないですけどね」
マーティス 「他に道がないし、とりあえず進む」
GM 「暫く降りていくと回りの壁とかの様子が変わってきました」
ツィックラー 「どんな感じ?」
GM 「おどろおどろしくなってきました」
ギャバン 「きましたねー。ついに」
GM 「そのまま200mほども降りてきまして、ようやく下が見えて見来ました。なんだか明るくなってるようですね」
ギャバン 「なにか人工的な明かりが点いているんでしょうか?」
ツィックラー 「まあ、とりあえず降りていきましょう」
GM 「じゃあ、降りました」
ツィックラー 「『螺旋階段は長かった、623段あった』とメモしておこう」
ナイトセイバー 「数えたんかー(笑)」
ツィックラー 「まあ、いいじゃないですか。ところで下はどうなっています」
GM 「かなり広い感じの部屋です。上の礼拝堂と変わらない位の広さです」
ギャバン 「雰囲気は、ひんやりって感じですか?」
GM 「いや、なんかもわーっていうか」
ギャバン 「ああ、なんかここに居るだけで身が汚されていくというか・・・・」
ナイトセイバー 「汚されてるね。とっとと帰りたいね」
ギャバン 「帰るためには、指輪の破壊をしないと・・・、それでこの部屋の様子はどんな感じです?」
GM 「奥に柱が何本も立っていて、その手前からかがり火が焚かれている。さらに火の向こうに、上で見たような神像が浮いているよ」
ギャバン 「浮いてるんですか!?」
GM 「まあ、ここから見ると浮かんで見えるね」
ナイトセイバー 「近づいてみると台座があるってパターンかな」
マーティス 「とりあえず近づいてみるか」
GM 「近づいてみますと、かなり大きい穴があります。そしてその穴の中心へと一本の通路が途中までのびています、この通路は左右に壁とかはなくて奈落となっています。かがり火が照らしているのは通路の先の破壊神です」
ギャバン 「落ちたら助からないでしょうね・・・、おそるおそる進みます」
マーティス 「こうゆう所で敵に襲われたりするんだよな」
ギャバン 「なんて事をいうのですか!」
GM 「なるほど、そういう手もあったか(笑)」
ギャバン 「ああ、なんてことを~(嘆)」
GM 「大丈夫、なにも出ません。で、近寄ってみると、やっぱり破壊神の神像が浮いてます」
ギャバン 「いやな感じですね」
GM 「で、通路が途中で切れて、左手から下りの通路が伸びている。まあ、穴沿いに通路が下に向かっていると思ってくだせい」
ギャバン 「ここが雷の回廊でいいんでしょうか・・・・」
GM 「穴の底でたまに炎がボッっとか稲光がビカッとかしてる」
ナイトセイバー 「とにかく降りてみるか、その前になんか物を・・・コインでいいや、下へ投げてみる」
GM 「投げるのね。えー特に何も起きませんが」
ナイトセイバー 「落ちる音でどれ位深さがあるか解るかな?」
GM 「音が聞こえませんが」
ギャバン 「おーーーい」
GM 「10秒経っても聞こえませんね~」
ナイトセイバー 「ここ洒落になんねー」
GM 「20秒経っても聞こえませんね~」
ギャバン 「行きましょうか・・・・・」
ツィックラー 「実はどこかから手が出てきてキャッチしてたりして」
ナイトセイバー 「なんか下に居そうだよね。アルゲイアス(破壊神)とか」
ギャバン 「はっはっは、そんなわけないじゃないですか(冷や汗)」
マーティス 「とりあえず、降りていくぞ」
GM 「それでは、片側が奈落の穴になっている通路を降りていきますと、途中でバリケードがありまして、普通の文字で『立ち入り禁止』と書いてあります」
ツィックラー 「最近作られたものかな」
GM 「そうだね、比較的最近のものだね」
ギャバン 「跨いでいける?」
GM 「肩ぐらいの高さがあるからねえ。おまけに有刺鉄線まで丁寧に巻いてある」
マーティス 「ここから先はかなり危険という事か。しかたない、壊すしかないな。やる」
GM 「板なんで簡単に壊れます。破片が穴の下に落ちていきました」
ギャバン 「落ちた音はしない?」
GM 「しませんねぇ」
ギャバン 「深いぞ~」
ツィックラー 「ふかー」
ギャバン 「ああ、憂鬱になってきた」
ナイトセイバー 「しゃれにならんな~」
ギャバン 「かなり引き返したくなってきました。いやな予感がするなぁ」
マーティス 「帰り登らなきゃならんのがめんどくさいな、でもしかたない、進む」
GM 「では、バリケードを越えて進みます」
ナイトセイバー 「ちなみに神像ってここから見ても浮いてるの?」
GM 「ああ、そういや言うの忘れてたな、結構降りてきたんですけど、さっき見たのと全然変わんないです」
ナイトセイバー 「なにが?」
GM 「こっち向いてて高さとか見えてるところとか」
ギャバン 「どういうことですか?」
ナイトセイバー 「つまり、常に同じ角度しか見えてないって事?」
GM 「そうですね」
ナイトセイバー 「なんだろうなぁ。幻術???」
ギャバン 「ということは降りてきてるのにいっしょについて来てるって事ですか?」
GM 「そう、常に睨まれているって感じかな」
ギャバン 「うわー、不気味っていうか、ティリオン(太陽神)の信者としては堪えられない」
マーティス 「ちなみにちゃんと降りてきてはいるんだよね」
GM 「降りてきてます。さっきのかかり火はちゃんと上に見えてます」
ギャバン 「進むしかありませんね」
ナイトセイバー 「プレッシャーを感じる・・・・」
GM 「あ、感じた?ちょうど感じてもらおうと思ってたんだ(笑)」
ナイトセイバー 「ていうか、ここに来てからずっと感じてるよ(笑)」
GM 「えーとですね。降りてくれば来るほど、神像からの視線が強く・・・」
ナイトセイバー 「見るな~!!(笑)」
ツィックラー 「やばいなー、見られてるよ」
ギャバン 「ティリオンの信者とか関係なく?」
GM 「そうだねぇ、君は特に感じるかも」
マーティス 「まあ、捕食関係みたいなもんだからな」(一同笑)
ナイトセイバー 「捕食関係・・・まあ、そんなもんか」
マーティス 「ちょっと幻影かどうか試してみたいんだけどいいかな?」
GM 「何?」
マーティス 「誰か一人が反対側に回って見て貰えないか?」
ナイトセイバー 「ああ、なるほど」
ギャバン 「じゃあ、身軽な方が」
ナイトセイバー 「俺かい?行ってみよう、だばだばだば(笑)」
GM 「それじゃあ、動いてない人々」
ギャバン 「はいはい」
GM 「ずっと見られてる」
ギャバン 「どういう解釈になるのかな?」
GM 「でナイトセイバーがだばだば進んでいくとまあ、見てるよ、見てるよ~って感じ」
ナイトセイバー 「見てやがる~」
ギャバン 「どんな感じですか~、見られてます~?」
ナイトセイバー 「ばっちり~(笑)」
ギャバン 「やっぱり幻影なのかな?」
ナイトセイバー 「まあ、そういう風に見せかける仕掛があるのかもな」
ギャバン 「こうやって侵入者を見張ってるのか・・・・」
ナイトセイバー 「ためしに物をぶつけてみるとか」
ギャバン 「なっ!なにをしようとしてるんですか!?」
ナイトセイバー 「いや、俺の信じてる神じゃないし(笑)」
マーティス 「強烈なピッチャー返しが来たりして(笑)」
ギャバン 「ていうか、あんまり余計な事やんないでくださいよ。まあ他に何もやる事がなくなったら、最終手段としてやってみるかもしれませんが・・・・」
マーティス 「とにかく進んでみるか」
GM 「えーそうですねぇ。2周ほどぐるっと回ったかなって辺りから通路の幅が少し広がって壁側にガーゴイル像が並びだしました」
ギャバン 「ガーゴイル像って言ってる時点でガーゴイルじゃないんですか?」
GM 「まあ、像っていうだけで、動くとは言ってないからね」
ナイトセイバー 「通路側を向いてるの?」
GM 「そうですね、それが3mおきくらいに置いてある」
ナイトセイバー 「ガーゴイルの像に向かって石を投げてみる」
GM 「がつんと当たって、石は穴に落ちていきました」
ナイトセイバー 「あれ~?動き出さないんだ」
マーティス 「でも、涙がつーっと(笑)」
(一同笑)
ギャバン 「がまんしてるんだ(笑)」
ツィックラー 「たんこぶが~(笑)」
マーティス 「ぷるぷるぷるぷる~って(笑)」
ナイトセイバー 「震えてるんだ(笑)」
ギャバン 「場面としては面白いけどね(笑)特に何もないようですし、先へ行きますよ」
GM 「まあ、そんな通路を進んでいきますと」
ギャバン 「とりあえずは、襲ってこないんですね」
GM 「そうだね」
ナイトセイバー 「なんか吐いて来ると思ったんだけどさ~、雷とか」
ツィックラー 「ああ!!なるほど」
GM 「まあ、特に何もなく。さらにもう一周くらいしますと、通路は行き止まりになってまして踊り場のように広くなってます。そしてその奥に扉があります」
ギャバン 「扉には、なにか書いてあります?」
GM 「えーと、その前に扉の近くまで来たところで、そうだねぇ。なにか異様な物音が」
マーティス 「どこから?」
GM 「背後から」
ギャバン 「振り返ってみましょう」
GM 「えー、ガーゴイルの大群が飛んできます」
ギャバン 「うわ、そうきたかぁ~、とりあえず扉の中に逃げるしかないんですね。罠とかありますか?」
ナイトセイバー 「調べよう、多分無いとは思うが、達成値は13」
GM 「罠はないです、鍵は掛かってますが」
ナイトセイバー 「開ける、13」
GM 「鍵空け成功です」
ナイトセイバー 「じゃあ、誰か開けて(笑)」
ギャバン 「自分じゃ開けないんだ(笑)」
ナイトセイバー 「なんか嫌じゃん、呪われそうだし(笑)」
ツィックラー 「じゃあ僕が開ける」
ギャバン 「飛び込んですぐ閉めましょう、大丈夫でした?」
GM 「何とか間に合いました。後ろでばさばさ、ぎゃーぎゃーとか聞こえつつ部屋に入りました」
ギャバン 「あぶなかった~、というか帰りどうするんですか?」
ナイトセイバー 「まあ、どうにかなるだろ」
GM 「扉をがりがりと引っ掻いている音が聞こえる」
ツィックラー 「ロックでも掛けとく?」
ギャバン 「止めておきましょう、今後何がおきるかわからないし」
マーティス 「ツィックラ-が倒れたりしてな」
(一同笑)
マーティス 「急いで戻ろう!!ってなった時に・・・」
ギャバン 「なるほど(笑)解除できないわけですね」
GM 「開かない!?がちゃがちゃがちゃって(笑)」
マーティス 「普通に中から鍵かけておけばいいんじゃないの」
ギャバン 「そうですね。鍵をかけて先へ進みましょう」

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