第4章 神竜 VS 破壊神

第2節 いざ、大図書館へ

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GM 「翌朝になりました」
ギャバン 「では、桟橋へ向かいましょう」
GM 「それじゃあ、桟橋まで来ました、何隻かの船が停泊しています。そのうちの数隻の船は出港準備をしています」
ギャバン 「どの船でしょうね?」
ツィックラー 「まあ、そのうち向こうから接触してくるでしょう」
GM 「その通り『よう、おはようさん』と後ろから声を掛けられました」
ツィックラー 「おはようございます」
ギャバン 「おお、礼儀正しそうな人ですね、振り向きます」
GM 「えーとですね。ひょろ長な男といかにも机にかじりついて勉強してるなって色白の男の二人組みがやってきました。でひょろ長のほうが『お前達が宰相様の言ってた冒険者達か?』って言ってきました」
ギャバン 「そうです、わたくしギャバンと申します。で他のみんなも紹介していく」
GM 「これはこれは丁寧に(笑)俺がおまえさんたちのお守り役を請け負ったパロメオだよろしくな」
ギャバン 「ども、よろしくお願いします。パロメオさんですね」
GM 「『で、こっちがフォレスだ』で紹介された男は軽く会釈するだけ。全然喋らない」
ギャバン 「無口だ」
マーティス 「パロメオはどのくらいの腕前なのかわかるかな?」
GM 「えーとそうですね。マーティスよりちょっと腕が良さそう程度かな?まあでも物腰は戦士って感じじゃないですけどね」
マーティス 「盗賊か?まあ、諜報機関だからな」
ギャバン 「盗賊だったらナイトセイバー君のがわかるのかな?」
GM 「『やつは出来るぜ、しかも魔法までこなしそうだな』とナイトセイバー」
ギャバン 「なるほど、頼もしいですね」
ツィックラー 「えー、でこぼこコンビが加わったとメモする」
ギャバン 「メモらなくていいです!!、しかもなんか小説調だし(笑)」
GM 「『とりあえず、船に案内しよう』と言うと、先に立って歩き出しました。で、向かってるほうには一隻のかなりスマートな印象を受ける船があります。船員なんかが出航のために忙しそうに働いてますね」
ギャバン 「いやいや、ご苦労様ですっていちいち挨拶していきます(笑)」
GM 「あれが我が『目と耳』の誇る快速船【エンドスウィープ号】だ!!」
ギャバン 「おお!」
マーティス 「見た目はどんな感じ?」
GM 「えーとですね。それほど大きな船ではありませんね。ガレー船のように櫂が左右から10本ずつくらい出てまして、それでいて帆もしっかりしたものがあります」
ツィックラー 「なるほど、接近戦とかのときは櫂で漕いで長距離移動の時は帆でって感じですか?」
GM 「そうですね。基本的にはそんな感じです。外洋航海には向かない感じですが機動力は高そうな船ですね」
ツィックラー 「とりあえず、なんとなくメモを書いておこう」
ギャバン 「なんだかメモとりっぱなしですね」
マーティス 「絵も書いておけば?」
ツィックラー 「もちろん書いてますよ」
マーティス 「なんだか、セージっていうよりバードだよな」
ツィックラー 「でもセージなんですけどね」
ギャバン 「まあ、とりあえず船に乗り込みましょうよ」
GM 「えー、それでは乗り込みました、そうすると若い船員が『ようこそ。エンドスウィープ号へ!!』と挨拶してきました」
ギャバン 「いやー、ありがとうございます、よろしくお願いします」
GM(船長) 「おー、任しといてくれ、とりあえず、アナジーリに行くんだろ?」
ギャバン 「えーとそうでしたっけ?」
GM(船長) 「おいおい、うちらはそう聞いてるけどな」
ツィックラー 「そうですよ、アナジーリです」
GM(船長) 「アナジーリだったら1週間も掛からずに着くからな」
ツィックラー 「はあ、なるほど」
GM(船長) 「ルガーナ広しといえど、テーベ~アナジーリ間を1週間で航海できる船なんか無いからな」
ギャバン 「たのもしい」
マーティス 「ちなみに普通の船だとどれくらい?」
GM 「えーと、どんなに速くても10日以上は平気で掛かりますね」
ギャバン 「じゃあ、早いですねぇ、頼もしいです。でも海賊とかは大丈夫ですか?」
GM 「海賊なんか追いついて来れるわけねえさ」
ギャバン 「いやー頼もしい、ギャバン、カ・ン・ゲ・キ(笑)」
(一同、言葉を失う)
ギャバン 「え~、・・・こほん。ところでフォレスさん?指輪の事は何かご存知なんですか?」
GM(フォレス) 「・・・・・・」
ギャバン 「うわ、しゃべんらない。いつもこうなんですか?パロメオさん」
GM(パロメオ) 「『まあ、極端な無口でな、人見知りも激しいし』でフォレスはそうそうに船室に引き篭もった(笑)」
ツィックラー 「ヒッキーだ・・・・」

そんなこんなでエンドスウィープ号が出航。ルガーナ一の快速船というだけあって、相当な速度で軽快に飛ばす【エンドスウィープ号】途中、大ダコの襲撃なんかあったもののなんとか撃退をして、無事にディファール首都・アナジーリへ


GM 「えー、出航して四日後の夕方くらいですかね、正面に大きな町が見えてまいりました」
ギャバン 「おお、もう到着ですか?」
GM 「船員達が最高記録だぜ!!イェイ!!とかってハイタッチしてる(笑)」
マーティス 「夕方か・・・、もう図書館とか閉まってるのか?」
GM 「そうですね、えー、パロメオ経由のフォレスの情報によりますと、王立図書館が開いている時間は朝の10:00から夕方の5:00までだそうです」
マーティス 「じゃあ、今日はもう間に合わないな」
GM 「そのとおりですね、だいたい夕飯時くらいに桟橋に停泊しました。船員さんたちが入国手続きをやってます」
ギャバン 「それが終わるのを待ってましょう」
GM 「えー、しばらく待ってますと、入国手続きが終わったようですね。船員さんが、『俺たちはしばらくここに停泊しているから用事が済んだら戻ってこいや』って言ってます」
ギャバン 「OKです、それでは、まず宿屋でも探しますか」
ツィックラー 「とれるかな?ちゃんと、年末は色々あるからなあ」
ギャバン 「年末ってあなた・・・現実といっしょにしないでくださいよ(笑)」
マーティス 「そういえば、パロメオには馴染みの酒場とか無いのか?」
GM 「『まあ、こっちに諜報活動とかに来る時に使う店はあるけどな』って言った後、お嬢様の方をチラッと見て『あんまり良くないんじゃないか?』と」
ギャバン 「なるほど、そういうところですか(笑)」
マーティス 「普通の宿を探すか」
GM 「じゃあ、普通の宿屋に行きました、飯時で結構混雑してますね」
ツィックラー 「部屋空いてるかな?」
ギャバン 「聞いてみましょう」
GM 「えー、1、2、・・・7人さまですね、少々お待ちくださいって言って宿帳を見てます、ああ、空いてますよ部屋の場所はばらばらになってしまいますが」
マーティス 「まあ、かまわないんじゃないか」
ギャバン 「じゃあ、明日のためにゆっくり休みますか」
GM 「『えー、宴会』とミアータ(笑)」
ギャバン 「だめです!!ゆっくり休んで鋭気を養ってください」
GM 「『なんだよー、宴会じゃないのか?』とナイトセイバー(笑)」
ツィックラー 「ま、やりたい人だけやればいいんじゃないの?」
ギャバン 「相変わらず冷めてますね・・・・まあ、いいです、あんまりハメを外さないでくださいよ」
マーティス 「俺は、ちょっと散歩にでも行って来るかな」
ツィックラー 「じゃあ、僕も軽く宿の周りを回ってから寝ます」
GM 「それじゃあ、3名(ミアータ・ナイトセイバー・パロメオ)は宴会ですね、ギャバンは寝る、後二人が散歩ってとこですね」
ギャバン 「あれ、フォレスさんは?」
GM 「ああ、彼は部屋の場所を聞いたらとっとと部屋に入っていったよ」
ギャバン 「・・・・ほんとに引き篭もりだ・・・」
GM 「えー、散歩組みのまず宿の周りのツィックラー君、宿は大通りに面して立てられてまして、裏とかはかなり狭い路地ですね、何かあるかっていうと特に何もない普通の路地ですね」
ツィックラー 「何か襲われた時とかの退路を確保できる?」
GM 「もちろんその裏路地に出る裏口はあります。あと窓はついてますが、木の格子が着いてまして簡単に破れる代物ではないですね」
ツィックラー 「なるほど、解りました。マーティスがぶん殴れば壊れるくらいですね」
GM 「そうだね。木製だし」
ツィックラー 「OKです。(最悪の場合でもなんとか逃げられそうですね)」
GM 「じゃあ、マーティスのほうに行きますか、どのくらい足を伸ばす?」
マーティス 「そうだな・・・・時間で言うと2・3時間くらい」
GM 「結構ふらつきますね、このあたりは港が近いので船員相手の宿屋・酒場なんかが結構多いです、夜遅くなってもにぎやかな地域ですね、それから少し内陸の方に行きますと、町の住民が住んでいる地域がありまして、町のほぼ中央あたりに王城があります」
マーティス 「町並みを一通り見たら戻るかな」
GM 「了解です」

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