第1章 過去からの遺産

第3節 2度有ることは・・・

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子供達を無事に救出し、もはや用事の無いダンジョンに興味本位のみで探索のする事になったパーティ一行は・・・
GM 「朝になったよ、どうする?」
ギャバン 「さっさと穴に行って冒険でも何でも済ませてしまいましょう。そう簡単にお宝なんて出てこないとは思いますがね」
ナイトセイバー 「お宝は出てこないかもしれないけど化け物は出てくるかもしれないじゃん」
ギャバン 「それだと今ごろあの村が危なくなってたかもしれないじゃないですか」
ナイトセイバー 「え~、それはそれでよし。そこを俺が救う!!(と力説)」
(一同笑)
ギャバン 「彼には何か明確なビジョンがあるらしい・・・・・」
ナイトセイバー 「とりあえず、あの穴の所まで行こう」

バーティは村まで移動する。そして探索のために再び穴の中に
ナイトセイバー 「たいまつ使うか、折角お金も入ったんだし、使っちゃっていいや。えーい、使っちゃえ。ボッ(笑)」
ギャバン 「・・・能天気だ」
ツィックラー 「周りを調べてみましょう。なにかあります?」
GM 「昨日行った通路とその反対側にも通路があったね」
ギャバン 「また、余計なものを見つけてしまった・・・・」
ナイトセイバー 「よし、どっから攻略する?」
ツィックラー 「昨日の続きからでいいんじゃない」
ナイトセイバー 「じゃあ、最初の分かれ道を左かY字路か?」
ツィックラー 「最初のを左で良いんじゃない」
ナイトセイバー 「よし左折だ」
GM 「え~、じゃあ最初の分かれ道を左へ曲がっていきました。多少くだり気味の道を10分くらい進んでいくと壁の感じが人工的な感じになってきた」
ナイトセイバー 「とりあえず、進んでみよう」
GM 「さらに10分ほど進むと、なにやら厳かな感じの部屋に出た」
ナイトセイバー 「ほぉ~」
ツィックラー 「飾りとかなんかある?」
GM 「壁際に柱とかしかないんだけどね」
ツィックラー 「柱とかの様式とか解る?あとつくりが古いかとかかな?」
GM 「そこら辺の知識が分かるかどうかは、セージ(賢者の技能)チェックしてくれ」
ツィックラー 「(さいころを振る)あ、全然だめだ」
マーティス 「セージチェックだ・・・・・10」
ギャバン 「え~?!意外なキャラから(笑)」
GM 「お嬢様も・・・・全然駄目。じゃあ、様式については知ってる人はいない。まあ古い事だけはわかるよ。後はほこり等のつもりもないね」
ナイトセイバー 「ない、これはすごいぞ。これはきっと古代の魔法で綺麗にする機械とか」
ギャバン 「単に最近に出来たものなんじゃないんですかね?」
マーティス 「以外とゾンビとかが律儀に掃除してたり(笑)」
(一同笑)
ギャバン 「とにかく、先に進んでみましょう。」
GM 「ここで行き止まりになっていて、通路はないんですが」
ナイトセイバー 「うーん、そうかなら隠し扉とかないかな?探してみる。ちょっと盗賊っぽいことをやってみたくなった。(さいころを振る)14」
GM 「ありました。扉というよりも、部屋の奥の床のところがずれるっていう感じ。でもかなり重そうだよ」
ギャバン 「まあ、わたくしとマーティス君、ナイトセイバー君でなんとか動かせるんじゃないでしょうか」
GM 「そうだね、力ずくで動かせるかも?、全員の筋力修正+2D6でチェックしてみて誰か代表で」
ギャバン 「それならナイトセイバー君が」
ナイトセイバー 「よっしゃ、わかった行くぜ。6の・・・・・14」
GM 「うーん、動きそうだけどなかなか動きませんなぁ」
ナイトセイバー 「それは重たくて開かないのか、仕掛に引っかかって開かないのかってわかる?」
GM 「重い」
ナイトセイバー 「重くて開かないのか・・・・」
マーティス 「もう、ぶち壊しちまえ!」
(一同笑)
ギャバン 「マーティス君!!(焦)」
ナイトセイバー 「兄貴と呼ばせてくれ~(笑)」
GM 「いいよ、やってみても」
マーティス 「じゃあ、一撃入れる。命中判定はいらないよね・・・ダメージ10発」
GM 「それは低いな」
ナイトセイバー 「俺も俺も俺も、いい?」
ギャバン 「どうぞ、しかし、あんまり人のうちのものを壊すっていうのは気が進まないんですよ」
ナイトセイバー 「俺も武器で殴る、えーと、てい(とダイスを振る)」
ギャバン 「・・・って人の話聞いてます!?」
(一同笑)
ナイトセイバー 「追加ダメージが・・・・10!!」
GM 「だめですね」
ナイトセイバー 「ぬう、俺のパワーでも」
ギャバン 「ここはじゃあ、あきらめましょうか」
ナイトセイバー 「てこの原理とか使って動かせないかな?」
GM 「何をてこにする?」
ナイトセイバー 「何にする?武器?」
GM 「武器を使うなら、長さがあってまっすぐで途中に余計な突起とかないやつだね」
ギャバン 「わたくしは持ってませんよ」
ツィックラー 「(キャラシートを横目で見つつ)ブロードとか書いてあるよ」
(一同笑)
ギャバン 「はぁ~、わかりました。いいですよ。どうぞどうぞ、てこの原理でも何でも使ってください(超あきらめモード)」
ナイトセイバー 「すまんなおっさん借りるぜ」
ギャバン 「あああああ(涙)」
ツィックラー 「やりました、ダイスで11」
ナイトセイバー 「うわ、はや。もうやってるよ」
GM 「筋力で13、あとてこの原理で・・・・・まあいいや、ずずずって動きました、え~動かせた大きさは、ミアータは何とか入れる、あとはツィックラーくらいかな」
ツィックラー 「じゃ、二人で入ろう」
ミアータ 「OK~」
GM 「中に入ると、とりあえず、通路は続いている」
ギャバン 「いいですか、危険だと思ったらすぐ戻ってくるんですよ」
ナイトセイバー 「行け行けゴーゴー!!」(と無責任にアオる)
ギャバン 「そこ、おだまりなさい!!」

という事でツィックラーとミアータだけが別行動をとり、先行して通路を探索をすることになった
GM 「じゃあ、進みますね。しばらく進むとなにか2体いるぞ、骨骨なやつだね」
ツィックラー 「セージチェック。12」
GM 「スケルトンです」
ツィックラー 「相手になるお嬢様?」
ミアータ 「びしっ(親指を立てる。どうやらヤル気らしい)」

一方、その頃、居残り組は・・・・・
ナイトセイバー 「疲れた~、ごろーん(笑)」
ギャバン 「・・・だらしのない」
ナイトセイバー 「いや、だって疲れたじゃん。おっさん、疲れない?」
ギャバン 「そういう時でも毅然としているものなんですよ」
ナイトセイバー 「そりゃわかってるけどさ~、ってごろごろごろ、ごろごろごろ(と床を転がっている)(笑)」
(一同笑)
ナイトセイバー 「なんかないかなぁ、正義な事~」
ギャバン 「そんなことでは正義は探せませんよ。正義というのはですね、・・・いややめとこ。これ以上は泥沼だ(笑)」

ミアータとツィックラーは勝手に戦闘を始めてしまう・・・・・
ツィックラー 「とりあえず、エネルギーボルトを一発打っておくかな、15」
GM 「抵抗できません」
ツィックラー 「平均値~、ダメージ7発。はいいんだけど精神力がもう残り少ないや。これからは観戦するしかなさそうだねえ」
GM 「お嬢様は攻撃はずした。でスケルトンの攻撃を・・・・よけて、よけた。次のラウンド」
ツィックラー 「お嬢様、後はよろしくお願いします」
GM 「攻撃、あたり・・・一匹はカラカラと崩れた。で同時の反撃・・・・・2発食らった。・・・あ、防御1ゾロだ。・・・・いきなり残り体力6」

居残り組の3人は・・・・・
ナイトセイバー:
「ひまだよ~、正義ないかな正義~」

ギャバン:
「ナイトセイバー君、正義とは自分で見つけるものですよ」

ナイトセイバー:
「でもさ~、この状況じゃ見つけれらないじゃん。そういうときに神に頼むわけじゃん」

ギャバン:
「あなたは面倒なことを正義だと思ってません?」

ナイトセイバー:
「それはおっさんの気のせいだよ」

ギャバン:
「気のせいではありません」
ナイトセイバー 「そういや、闇の神って『暗闇にこそ真実が見つかる』ってい う考えなのかな」
GM 「ああ、まあそんなかんじ(戦闘処理中なんで適当に返事を返す)」
ナイトセイバー 「闇にこそ正義が見つかる、闇に正義あり!!」
マーティス 「そういや、明かりは?先に行った連中が持っていったんじゃないのか?」
ナイトセイバー 「ああ、そうか新たに使っとかないと。帰ったら補給しとかないと、たいまつ代とかって経費として別に請求できないかな?」
マーティス 「じゃあ、俺がたいまつを立て替えで買っておいてやろう。俺のたいまつは高いぞ~、とくに手間賃がな(ニヤリ)」

(一同笑)とそこへ、ツイックラーの叫び声が聞こえる
ツィックラー 「・・・お嬢様がスケルトンに襲われてまーす・・・・」
GM 「残っていた3人、聞こえたかチェックして」
ギャバン 「ああ、低い7」
ナイトセイバー 「12」
マーティス 「7」
GM 「じゃあ、ナイトセイバーだけ聞こえた」
ナイトセイバー 「何!!正義の戦いが俺を呼んでいる!!!」
ギャバン 「どうしたんですか!?」
ツィックラー 「(とか言っている間に戦闘が終了する)・・・・スケルトン全滅しました~、ただお嬢様が怪我しました~」
ギャバン 「なんですと!!!!」
(一同笑)
ギャバン 「蓋をこじあけます。うおおお、火事場のくそ力が・・・12」
GM 「動かない。それだと『ふんがー』ってなってるだけ」
ナイトセイバー 「俺も俺も」
ギャバン 「二人で14」
GM 「多少は広がった」
ギャバン 「何をしてるんだ~マーティス君~」
マーティス 「じゃあ、手をこの形に(といってお金サインを)」
(一同笑)
ギャバン 「わかった払うよ、だから早く手伝って。開いた?」
GM 「なんとか開いたよ」
ギャバン 「お嬢様~!!」
ナイトセイバー 「敵はどこだぁ!!」
ギャバン 「じゃあ、二人で先を争うように突っ走る(笑)」
(一同笑)そして合流する一行であるが。
ギャバン 「ツィックラー君、君というものがいながら~」
ツィックラー 「(しれっと)いや、だって僕は非力なんですよ」
ナイトセイバー 「敵はどこだ敵は!?」
GM 「そこには、虚しく骨の残骸だけが・・・(笑)」
ナイトセイバー 「ぬぅうううう、がくぅ(涙)」
ギャバン 「お嬢様、傷を見せなさい直してあげますから(といってヒーリング(治療の魔法)を掛ける)9ポイント回復です」
GM 「それは全快だね」
ギャバン 「お嬢様!あれほど危険な事はしないと約束をしたじゃないですか!!」
ミアータ 「さて傷も回復した事だし先に進も~!」
ナイトセイバー 「おー、進もう」
ギャバン 「・・・・・・」
(一同笑)

合流したパーティは、さらに奥を目指して進む、その先にあるモノは・・・
GM 「さらに進むと先のほうが明るくなってる。自然の明るさではなさそうだ」
ナイトセイバー 「明るいぞ、何かあるな」
GM 「え~、通路の感じが変わりました。石の加工とか柱の細工とかが精密になってきている」
ナイトセイバー 「ボスが近いなぁ(笑)」
GM 「進んで行くと、さっきの明かりの正体がわかった。通路の幅がちょっと広がってそこの左右に掛火が灯ってる、炎の色は白いけど」
ナイトセイバー 「ボスだぁ~」
ギャバン 「違う、違いますよ。ボスなんていません」
ナイトセイバー 「何言ってんだよ、物語の最後と言ったら、ボスとか出てくんじゃないかよ」
ギャバン 「・・・(溜息混じりに)疲れましたよ私は」
GM 「さらに進んで行くと、かなり広い部屋にでました、この部屋にも掛火が灯っていて明るい。で入ってきた正面の壁に、でかい竜の壁画が描かれている」
ギャバン 「これはかなり古いのでは?」
ツィックラー 「とりあえず、セージチェックをしてみる・・・13」
GM 「よくわからない、まあかなりでかそうな竜」
ギャバン 「これは噂に言う古代竜って奴ですか?」
ナイトセイバー 「えーっと。べ・べ・べ・・・」
ギャバン 「ベルヴェイグですね?」
ナイトセイバー 「ああ、そうそれ、あと」
ギャバン 「キンツェム?」
ナイトセイバー 「ああ、そうそう」
ギャバン 「まあ、もちろんあれは伝説の竜ですよ。いるわけないんですから。ははは(笑)」
(一同笑)
ツィックラー 「とりあえず、壁画をちゃちゃっとメモしておこう」
ギャバン 「おお、初めてまともなメモ書きだ(笑)」
ナイトセイバー 「竜の祠(ほこら)とかさ、祭られてるとかの所かもしれないじゃん。ってことはよ、えっと、キ・キ・・・」
ギャバン 「キンツェムですか?」
ナイトセイバー 「そうそう、それとかが居るかも知れないじゃん。いや居るんだよ(いきなり断定)」
ギャバン 「はははは。ばかを言っちゃいけませんよ、伝説に決まっているじゃないですか」
ナイトセイバー 「とりあえず、シーフチェックとかで、他になにかないか調べる。・・・9」
GM 「特に何もありませんでした」
ナイトセイバー 「よし、これ以上奥は何も無い、以上。・・・たぶん」
ギャバン 「それはありがたいでよ、私としては。さあ、こんな所は早く引き上げて帰りましょう」
ナイトセイバー 「あああ、なんでなんにもないんだ・・・畜生(涙)」

これ以上進展が無いとあきらめたパーティは、この部屋を引き上げて、残りの通路に希望を託して全て調べるが、特に成果は上がらずこれといった発見はなかった。
ギャバン 「さ、もう気が済んだでしょう」
ナイトセイバー 「ちくしょう、ないのかよ~(涙)。あのスケルトンとか絶対怪しいんだけどなぁ」
ギャバン 「報酬もいただいたんですし。帰りましょうよ」
ナイトセイバー 「でもさ、スケルトンが動いてたって事は、まだ破られてないってことじゃん。宝とかあった場合は残っていると思うけど」
ギャバン 「ああ、なるほどねぇ。そういわれると気にもなりますが・・・・」
ナイトセイバー 「最後に一つだけ、竜の壁画の部屋、センスマジック(魔法力の感知)をやってもらいたい」
ツィックラー 「ああ、なるほど」

あきらめきれないパーティ(というかナイトセイバー)は再び竜の壁画の部屋へで探索を試みることに。
ツィックラー 「センスマジック使う」
GM 「え~とですね。壁画全体がぼーうっと光る」
ナイトセイバー 「ヒットだ~(喜)」
ツィックラー 「でもさ、どこをどうすればいいの?」
ナイトセイバー 「そこは・・・後で考える」
(一同笑)
ギャバン 「冷静に考えてくださいよ。もしこれが魔法帝国時代に作られたものならその残り香というか」
ナイトセイバー 「うーん、でも何かしら意味があるんだよ、そういうわけでもう一回調べてみたい」
GM 「じゃあ、そういう観点で調べてみると言うことでいいよ」
ナイトセイバー 「10」
GM 「何もない」
ナイトセイバー 「おろろ~ん、絶対妖しいと思ったのに(涙)」

結局、なんの成果も上げられず、仕方なく町へ引き返す・・・

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