第2章
The King of The Swords

第八節 超絶美少女キンツェム登場!

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GM 「じゃあ街道沿いに南側をぐる~と行くと。2週間くらいでカタロニア古城に着いた。その古城自体はもう廃墟だね。その横の所にもう一つ丘があって、そこの下の方に塚みたいなものの入口がある」
マナレス 「その入口へ入って行く」
GM 「開いたよ~ん。で、中はまあ普通は真っ暗だろうな。光が入ってくるわけじゃないから」
マナレス 「スティーブが無言で明かり灯してる(笑)。で、どんな感じ?」
GM 「まあヤード(墓地)へと続く空洞だね。ちょっと進むと広場のような所に出た。で、みんなの前にボーっと皇帝の幽霊が現れたよ。ヨボヨボのジイさんだね。『やっと、来たか』」
マナレス 「だったらなぁ≪テレポート≫使ってくれや!(笑)」
GM 「『人に及ぼす魔法は使えんのでな。…でだ、ダイノスから大体の話は聞いておる』」
アルセスト 「♪闘将ダイノス~(笑)」
一同 「(ゲシゲシ入るツッコミ)」
GM 「『で、時間を無駄にするのも何だから、キンツェムをここに呼んどいたんだがなぁ』」
マナレス 「そいつは話が早いじゃないか。でドラゴンはどこにいるんだ?」
GM 「『なぜか先ほどから姿が見えないのじゃよ。とりあえずここにいるハズなんだがなぁ』と言いつつ、首を巡らせている」
アルセスト 「やっぱもしかしてさぁ、1)ババア、2)かわい子ちゃん…てゆーアレ?(笑)」
マナレス 「…まさかラフィーネ、お前か!? お約束として!?」
GM 「『うぅぅぅ~ん』と首を振っている(焦)」
アルセスト 「とりあえず、出てこいっ!!!」
ダグラス 「態度デカいよ、お前(笑)」
GM 「じゃあ、そのデカい態度に答えて、ファンファーレが響き渡る(笑)。パンパカパ~ンッ!パッパッパッパンパカパーンッ!(一同笑)」
ダグラス 「まんま“フォーチュンクエスト”やんっ、それ(笑)」
GM 「で、どっからともなくスポットライトがパッパッパっと…(笑)」
ダグラス 「も~、あぁ~(笑)」
GM 「で、ファンファーレの完了と共に、一人の美少女がジャ~ンと現れたよ。で、一言『超絶美少女キンツェム参上~♪』(笑)」
マナレス 「やめろ~、な、なんでこんなヤツが~(泣)」
アルセスト 「…お前の様なドラゴンが世界を駄目にした…(怒)」
一同 「……(笑)」
アルセスト 「ここは一刀両断地獄送りに…。まあ、どーでもいいけどな、『一言いっておくが、俺はお前らドラゴンが大っ嫌いなんだよ! 今回は仕方ないが、プリウェンをこんな姿にしたてめぇらを、絶対に許すワケには行かないんじゃいっ!!!』つっとく」
GM 「そしたらね『なに言ってんのよ、それただの盾じゃない。もしかしてキミ、妄想君?(笑)』とか言っとる」
アルセスト 「んだとぉぉ! 刺すぞ、ババァ!!」
GM 「『私だって、あんたみたいな妄想バカにはね、頼まれたって協力しないわよ~だ!』と言っとる」
ダグラス 「(ため息と共に)…俺さぁ、頭痛が慢性化しそうなんですけど…」
マナレス 「まあまあ二人共、お互い色々あるけどさ、ここは一つ『少年ジャンプ』みたいに共通の大敵に向かって協力するっちゅ~ことで、ね。…さて兄弟、そういう事で話は聞いているだろ?」
GM 「(マナレスに向かって)『あ、あなた…』」
マナレス 「お!? やっぱここはきたよ、きたよね~(喜)」
GM(キンツェム) 「『あんた失った記憶ない?』」
マナレス 「あるあるあるっ! なくしまくりプーさ!!(笑)」
アルセスト 「脳ミソ自体だろ?(笑)」
GM(キンツェム) 「『君は5千年前までドラゴンだったのよ。あんたバカだから、<竜王ジェラード>にタテついて呪いかけられて…』」
マナレス 「え?ジェラードにタテついたのか…ぜんぜん覚えてないよ」
GM 「だからその部分は忘れているんだろうね」
サライ 「てゆ~か、頭悪そ~なドラゴンね」
GM(キンツェム) 「『マヌケなヤツだった(サラリと)』(笑)」
ダグラス 「やはりドラゴンであろうとエルフであろうと、マヌケはマヌケって事なんだな。しょせん“バカは死ななきゃ直らん”ってとこだろう」
マナレス 「ぐぅぅぅ~(泣)」
GM(キンツェム) 「『ま、ようは呪いでエルフになったんだから、それを解けば昔の姿に戻れるかもしれないけどね』」
アルセスト 「ここで殺しとけばさ、ドラゴンスレイヤーも名乗れる事だし、後腐れが無くていいんじゃないのか?(笑)」
GM(キンツェム) 「『でも、とりあえずこの呪いを解けるのジェラードだけだしぃ』」
マナレス 「ぐうぅぅぅ~(泣)。…(!)ねえ、冒険の目的かえない?」
ダグラス 「…すいません、話進めたいんですけど…」
GM(キンツェム) 「『とりあえず、私もナグルファルに話聞いてるから、一応事態は把握してるわ。まぁきにくわない人もいるけど、協力させてもらうわよ』」
アルセスト 「とーぜんだ!」
ダグラス 「だから態度が横柄だっつってんだろ~がよ!」
GM 「だけどキンツェムは基本的に“年寄り”なんだよ、まず。だからスタミナとかがあんまりないの。どっちかとゆ~と魔法メインなNPCだから、あんま無理して魔法使うと、皆まきこんじゃうわけよ」
一同 「………」
アルセスト 「ちょっと待て。その前に皇帝はなんかセリフないの?」
マナレス 「そーだね、あの魔導師の陰謀を止めるための、知識かなにかないかな?」
GM(皇帝の幽霊) 「『ん~?それは私よりも彼女に聞いた方がいいのでは?』」
ダグラス 「なるほど」
アルセスト 「(皇帝の幽霊にむかって)ど~でもいいけどさ、『死んでまで生にしがみついてるなんて最低だよな』と言って去って行こう(一同笑)」
サライ 「(ボソっと)ほとんど死んでしまったも同然の女に対して、しがみついているのは誰でしょう?」
一同 「……(一瞬時が止まった)」
マナレス 「シリアスなツッコミだな、あんた…」
ダグラス 「なんかまた引いたぞ、場の雰囲気が…」
アルセスト 「(弱々しく)…死んでないんだってば(笑)」
サライ 「だから私は今『死んだも同然』って言ったんじゃない」
アルセスト 「……(盾に向かって)いつか必ず人間にしてみせるよ、プリウェンちゃ~ん!!」

この後ベルヴェイグとルリメラの動向を聞き、パーティは行動指針を決定するのだった。
アルセスト 「(以上の話を聞いた所で)ま、駄目だな。どうせ三流悪役魔法使いに使いきれるものじゃないっ!!!(断定)」(一同爆笑)
ダグラス 「じゃあ、まあ一応オチた所で、次回この自称超一流のドラゴンスレイヤー(予定)がどーゆー戦いをするか、見物であるなと(笑)」
アルセスト 「そうさ、楯でよけまくりさ(一同笑)」
ダグラス 「最初のポリシーどこいった~!?(笑)」

ついに<神竜キンツェム>を仲間に引き入れたアルセスト達。こんな奴らでルリメラの野望を阻止することが出来るのだろうか…?(笑)

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