第2章

The King of The Swords

第一節 魔剣フレイムマスターの謎


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アルセスト 「じゃあ、前回の話を整理するところから始めようぜ」
ダグラス 「そ~すっか」
アルセスト 「オレ達が<フレイムマスター>とゆ~伝説の剣を、<大亀裂>にある迷宮に取りに行ったんだよな。で、艱難辛苦の上になんとか手に入れたと」
マナレス 「でその直後に大地震に襲われて、命からがら逃げだしたんだよ」
アルセスト 「そして俺達を待っていたのがにっくき邪竜ベルヴェイグ! そこで俺はこの魔剣を抜いて、奴をぶった斬った…」
ダグラス 「って倒してね~だろが!ってゆーか、ヘコヘコ逃げ出してきたんじゃねーか!お前はっ!!」
サライ 「すでに妄想入ってるよ…」
GM 「で、とりあえずナリトの街までは、なんとか帰ってこれたとゆ~事になっている」
アルセスト 「で、これからの行動なんだが、この<フレイムマスター>をだな、魔術師ギルドに保管してもらう事を提案するぞ」
GM 「もちろんラフィーネはそれを却下する。自分で研究したいんだそーだ」
アルセスト 「ふざけんな! てゆーかその魔術師ギルドの最高の施設を使って、研究すればいいやんけ。しかもその剣が奪われちゃった場合、俺達は『なんじゃワレ~!?』つってギルドへ行って、代償としてマジックアイテムかっさらってこれる(笑)。つまり保険も効くとゆ~一石二鳥のアイディアだ!!」
GM 「(セコいなぁ~) だけどラフィーネ曰く『そーゆー所に持ち込んで大々的に研究をやると、話が広まりだして次々と狙われてしまうのでは…』と言ってる」
アルセスト 「だからオレらが狙われる前に、預けてこいっつっとんのじゃいっ!!!(本音)」
ダグラス 「…もういいじゃねえか。是が非でも一人でシコシコ研究するって言ってんだからよ(すでに投げやり)」
マナレス 「いや~でも、伝説によると<戦の神ウォール>が使ってたヤツでしょ…我々にはスケールでかすぎないか?」
サライ 「それは言えてる」
マナレス 「しかもさあ、今回報酬もなかったし、無駄な冒険だったなあ」
ダグラス 「…とゆー事でラフィーネの研究が進むまでは、普通に生活してていいのか?」
GM 「まあ、そ~だねぇ」
アルセスト 「じゃあ俺はプリウェンちゃんのメンテを…。『プリウェンちゃああぁぁ~ん、ナデナデ~♪』(笑)」
マナレス 「僕は酒場で竜だったころの話でも…(笑)。う~んあのころは色々と…(以下略)」
ダグラス 「……(あきれてものも言えない)」
サライ 「私、酒が入ってきたら後ろからかけちゃお(←真顔で)」
アルセスト 「コ・ロ・ス!!(怒)」
マナレス 「きっつい、ねーちゃんやねぇ~(笑)」
GM 「じゃあ、一週間ぐらいかな。いつもみんなが寝泊りしている宿屋にラフィーネがやって来た。『けっこ~色々とわかってきたよ~』」
マナレス 「さらりと言うなあ(笑)。で?」
GM 「『あの<フレイムマスター>はどうやら封印に使ってたみたいで、その封印に力を使いきったから、昔の力はもう残ってないの』」
アルセスト 「(一瞬の沈黙の後)…ちと待てや(笑)」
一同 「(力のない笑い)」
アルセスト 「…封印に使ってたのを持ってきたって事は…封印が解けてるって事やんけっ!!!(笑→怒)」
GM 「『うん…』ラフィーネの頬にひとすじの汗が…(笑)」
マナレス 「キラーン、な、何の封印なんだ、何の?(必死)」
GM 「『うん、それも調べてみたんだけどね…ぢつは<ベルヴェイグ>を封印していたらしいの…エヘッ♪』」
アルセスト 「ピキーン!『エヘッ♪』じゃねェだろ~がっ!!(怒)」
GM 「まあセージチェックはいらないかな?多分この時代に『現代用語の基礎知識』があれば出てるだろうから。ようは人間に敵対的な炎の赤竜だよ」
アルセスト 「つまり<火竜山の魔竜>と異句同竜?」
ダグラス 「それを言うなら同義語のほうじゃねーのか!?」
GM 「いや、シューティング・○ターは純粋に竜としての存在でしょ? ベルヴェイグはまぁ半神半竜みたいなものだから」
アルセスト 「(ラフィーネに)おまえがぁぁぁ~!!(一同笑) つまりだ、ここで遺恨をのこさぬために、お前をこの場でバッサリと…(半ば本気)」
ダグラス 「あったまいてぇ…」
GM 「『で、今の魔剣の力ならアルセストやダグラスでも、なんとか使いこなせるんじゃないかなぁ』とこ~ゆ~事だ」
ダグラス 「(間髪入れず)ゆずりますよ」
アルセスト 「なんで?」
ダグラス 「俺はあくまで『コンドルのジョー』だから(マジ)」
アルセスト 「(自分でいうか!?コイツは!?)…剣自体のデータは?」
GM 「えーとね、必筋10の打撃力20、攻撃力+2、クリティカル値-2、ダメージ+2。で相手にダメージをあたえた時に、打撃力10の《炎弾》と同じ効果がボーナスでつく」
一同 「おおっ(驚)」
GM 「ただ、グレートソードのタイプだから、両手持ちだよ。だから盾は使えなくなる」
アルセスト 「…ピキーン!(笑)」
サライ 「だからあなたの愛しのプリウェンちゃんを、背中に背負えばいいのよ。でもってプリウェンちゃんに、背中を守ってもらうと(笑)」
マナレス 「お~、いいこと言うねえ。もう歩いている後ろから、盾にラクガキしちゃお。鼻ぢる~とかして(笑)」
アルセスト 「どアホウがっ!! 絶対ゆるさんっ!…しかしだな、封印に使われた剣を引っこ抜いてきて、竜が復活かあ…。超お約束やんけ(笑)」
ダグラス 「笑い事じゃないと思うぞ、実際」
マナレス 「う~ん、でもこれからどうすれば…?」
アルセスト 「いや、いいんじゃないか、知らんぷりで(笑)。どうせプリウェンちゃんは元に戻らんし」
ダグラス 「お前なぁ…ちなみに、<フレイムマスター>がベルヴェイグを封印していたって事を知ってるヤツは他にいる?」
GM 「えっと、これは一応歴史上隠された事実になってて、古代帝国の最大の機密になってるらしい」
ダグラス 「…ヤバいものに手ぇ出しちまったぁ~(悲)」
アルセスト 「封印し直すことできるの?」
GM 「『そこまではちょっとわかんないです』 で、今はその<フレイムマスター>の力も弱まっているけど、その力を回復してやれば真の姿にもどっていくんだけど…」
アルセスト 「あ~、俺らじゃ持てなくなるんでしょ?」
GM 「そう。剣の支配力もどんどん元に戻ってゆくからね」
マナレス 「う~ん、スケールデカすぎてど~したものやら(笑)」
一同 「う~ん…」
サライ 「だからこーゆう場合は、何か事が起きてから考えて動けばいいじゃない。要は<ベルヴェイグ>の行動しだいなわけだから、ヤツがこのまま何もしないで、また眠りについてくれるんだったら…」
マナレス 「剣はパクると(笑)」
アルセスト 「あ~、そのままGMが黙ってるワケないやんけ(一同爆笑)」
GM 「で、<フレイムマスター>を使うとき、つまりサヤから抜くときには、支配されないように精神力抵抗をしてもらう必要がある」
マナレス 「なんかリーダー失敗しそうなんだけど(笑)」
ダグラス 「いや、マジで両刃の剣だなあ」
GM 「じゃあアルセストが持つとゆー事で決定だね。で、その<フレイムマスター>なんだけど、今ラフィーネの家に隠してあるんだそーだ。で『じゃあ今持ってくるぅ~』(と宿屋を飛び出そうとする)」
一同 「ちょっと待て!!(笑)」
GM 「(笑)『ん?なに?』」
ダグラス 「みんなで取りに行く。なんかヤな予感が…(笑)。隊列まで組んじゃおうか(一同笑)」
GM 「…じゃあラフィーネの家まで隊列を組みつつやって来た」
マナレス 「よし鍵開け!(笑)」
アルセスト 「何かが違う…」
GM 「で彼女が<フレイムマスター>を持ってきた。まぁお約束どおり布に包まれてるんだけど、『とりあえず私の家はヤバいんで、もう一度宿屋に行きましょう』という事で、宿屋に戻って来た。で、アルセストに渡したよ」
マナレス 「とりあえずどうする?」
アルセスト 「ちなみに、ちょっとみんなのいる前で抜いてみよう」
サライ 「じゃあこっちも準備しようかな…。弓矢かまえる(マジ)」
ダグラス 「無論、抜刀する(笑)」
アルセスト 「…じゃあ剣を抜いた」
GM 「じゃあさっき言った通りに、精神抵抗どうぞ」
アルセスト 「(コロコロ…)10の…18」
GM 「OK、何事もなく抜けたよ」
アルセスト 「おお抜けたか。シャキーンとカッコつけつつ、『ポーズは何がいいかなあ?ねぇプリウェン』」
サライ 「(頭をおさえつつ)撃っていい?(マジ)」
アルセスト 「ちょっとカッコ良くなり過ぎた俺を見てくれよっ!しかも敵はドラゴン! ドラゴンスレイヤー(予定)にしかるべき展開!!(一人高みに昇りつつある)」
ダグラス 「…で、とりあえず今の所やる事ないし、仕事もないからここにたむろってるしかないのか、俺らは」
GM 「そ~だね。じゃあラフィーネも家へ帰って研究の続きでもするかな、と言いながら宿屋を出ていく」
マナレス 「そうかそうか、じゃあ研究がんばってくれ」
GM 「『はーい』………『きゃあぁぁぁ~!』(笑)」
マナレス 「(間髪いれず)やっぱりか~!! やっぱりパターンか!!(笑)」
ダグラス 「(冷静に)俺、今さあ、送っていこうかなぁと、考えてたんだけどさぁ(笑)」
マナレス 「いや~でも一応燃えるじゃないですか、女の子の悲鳴ってのは」
アルセスト 「ちょっと待て!その前にすぐに助けにいけや! 冷静に話をしとらんで!(一同笑)」
マナレス 「じゃあ行こう。ドラゴンダ~シュッ!!」

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