第1章

The Dragon in The Sword

第七節 えせドラゴンスレイヤ~!?

前へ 目次へ 次へ
この後妄想リーダーアルセストを先頭に、パーティーは入り組んだ迷宮を突き進む。そして幾多の罠をくぐり抜けたすえ、最後の部屋とおぼしき巨大な扉の前までたどり着くのであった。
GM 「…で、しばらくすると正面に巨大な扉がある。でもって…」
マナレス 「鍵開け…17!!」
GM 「あ~あ、開けちゃったよ」
ダグラス 「おいおい(笑)。じゃあマナレスが開けながらその説明を聞こう」
GM 「中からうなり声のようなものが…(笑)」
マナレス 「え?そーなの?『カチャッ!!キィィーッ(鍵を開けて扉を開く)』」(一同笑)
サライ 「なんかどちらかとゆ~と、うなり声が聞こえるにもかかわらず、鼻歌うたいながらの~てんきに鍵開けしているような光景が…(笑)」
アルセスト 「しかたないなぁ、も~(苦笑)」
GM 「じゃあ扉が開いたところで、冒険者レベル+知力ボーナスのロールをしてもらいましょうか。(全員ダイスを振る)……で14以下だった人は? いないでしょう、多分」
スティーブ 「はい、14以下」
アルセスト 「オレもだ」
ダグラス 「あ~、スティーブぅ~。アルセストはど~でもいいんだけどステイーブぅ~(笑)」
GM 「んで、成功した人にはキマイラがいるように見える。で失敗した人には、ドラゴンがいる!!(一同笑)」
アルセスト 「お~、ドラゴンじゃん!!(笑)」
ダグラス 「キマイラか…。こっちに飛びかかってくる様子はある?」


GM 「構えてるよ。攻撃準備は整ったようだ。モンスター・レベルは5。背中の山羊さんがブラックな魔法を唱えてくる事を忘れずに」

アルセスト
「フッ、ドラゴンか。相手にとって不足なしっ!! 行けダグラスっ!!!(笑)」

ダグラス
「…よく見ろ、相手はキマイラだ!」

マナレス
「そうだ、何であれがドラゴンに見えるんだ!? 脳味噌うんでんじゃねぇのか、このヤロウ!!」

アルセスト
「スティーブどう思う?」(一同笑)

ダグラス
「まあ、こんな所で言い合ってても仕方がないし…とりあえず部屋の中とかはどうなってるわけ?」

GM
「部屋はかなり広い。で奥の方に台座があって、かなり立派な大剣がささってる」

ダグラス 「(間髪入れず)あ、援護よろしく~、速攻で入ちゃお」
一同 「………」
ダグラス 「べ、べつにグレートソードに、目がくらんだワケじゃないんだよ(必死)」
アルセスト 「くらんでるよ、充分に(笑)」
ダグラス 「…とにかく斬り込むぞ!」
GM 「じゃぁまあ、戦闘だね。接近に1ラウンドかかるよ」
アルセスト 「彼女を殺したドラゴン達に恨みを晴らしてやる!」
サライ 「だけどあんたは移動だけ!」
アルセスト 「え、移動だけ…(絶句)」
マナレス 「そこで沈黙するなよ、リーダー(笑)」

とゆーわけで、キマイラとの戦闘に突入。キマイラはひとり燃えまくるアルセストに対し、初っ端から≪フォース≫(衝撃波の魔法)を狙い撃ち!キマイラをドラゴンだと思っているアルセストは、『<ドラゴンブレス>とはちょこざいな~!』とふざけたボケをかます。しかしアルセストとダグラスは1ラウンドでキマイラに接敵すると、殴る!蹴る!!いたぶる!!!の猛攻でどつきまくりっ!! キマイラの攻撃はアルセストに集中するが、魔法の盾の力もあって全くかすりもしない。そして最後にはサライの≪エネルギーボルト≫(攻撃魔法)が、キマイラにとどめを刺したのであった…。
GM 「はい、サライの≪エネルギーボルト≫で死にました」
ダグラス 「あ~、貧弱すぎる~」
GM 「まあ、5LVモンスターに対してこれだけのキャラがそろってるとね…(と言いつつなぜか悔しそう)」
アルセスト 「フッ、竜であって竜でない。竜を倒したけれど"ドラゴンスレイヤー"にはなれなかった(笑)」
ダグラス 「わかった、じゃあアルセストはこうしよう。"エセドラゴンスレイヤー!"(一同笑)」
アルセスト 「くうううぅぅ~!(涙)」

前へ 目次へ 次へ