第1章

The Dragon in The Sword

第四節 魔剣がいっぱい!?

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パーティーはT字路へ戻ると、東の通路へと向かった。そして通路の突き当たりに扉を発見する。
マナレス 「開ける」
GM 「君達が扉を開けると、わりかし小さな部屋。けど、大量生産されたようなブロードソードが、壁一面にかかってるよ」
アルセスト 「いっぱい? ヤバイじゃん、串刺しだよ、それ」
ダグラス 「オレもそんな気がするぞ。部屋に入ったとたん、サクサクサクッっとかいったりしてな(笑)」
アルセスト 「しかし、このドラゴンスレイヤーであるオレに、怖いものなどなぁい!…でもちょっとその前に、やっぱ《魔法感知》の呪文だな(笑)」
サライ 「…あんたの勇気の方が上でしょう」
アルセスト 「いや、そーじゃなくて、手っ取り早いしさ。さすがドラゴンスレイヤー、頭の回転も早いぜ」
サライ 「はぁ~あ…(ため息まじりにダイスを振る)《センスマジック》…6ゾロ」
GM 「6ゾロ…壁にかかっている剣全部から、魔力が感じられる」
ダグラス 「状況が…状況が怖すぎる(笑)」
マナレス 「いや待て、もしかしてその中の一本を取れば、なんか、こう…ピカーッと光って『ようこそ勇者達!』とかなるかもしれない(笑)」
アルセスト 「(なんじゃそりゃ!?)…まあいいや、とにかく入って剣を手に取ってみよう」
GM 「うん、別になんともない」
アルセスト 「鑑定してよ、ラフィーネ」
GM 「うん、鑑定してあげよう。(コロコロ)…えーと、必要筋力14の魔法のブロードソード+1だ。ついでに彼女はあちこち調べるけど、みんな魔法の剣みたいだっつってる」
ダグラス 「ホントかよ!?」
サライ 「あ~でも魔法の剣なんだから、持ち帰れば金にはなるんじゃない?」
アルセスト 「何本ぐらいあるの?」
GM 「そーだね、一方の壁に10本ぐらいだから、30本ぐらいか」
ダグラス 「それじゃあ、市場での価格破壊が起こっちゃうじゃねぇか(笑)」
アルセスト 「う~ん、でもこの剣ワナかもしれね~しなぁ。使うと爆発したりする呪いの武器かど~か、確かめたいんだけど」
GM 「…それならセージレベル7のラフィーネでもわかるよ」
アルセスト 「ちょ~っと信用できないんですけど(笑)」
マナレス 「とりあえず、通路の反対側行ってから考えてみれば? こっちの部屋と対になってるのかもしれないし」
アルセスト 「それもそうだ。じゃあ一本持って戻ってみよう」
GM 「持ってくのね!? わかった」

この後パーティーは、対になった反対側の部屋へと向かった。しかしそこにはガーゴイル(石像の怪物)が二匹いただけ。とりあえずこれ以上は何も見つからなかったので、パーティーは神殿から出る事にしたのだが…。
アルセスト 「じゃぁ神殿から出る前に、魔剣のいっぱいあった部屋まで戻って、もう何本かかすめていこうぜ」
ダグラス 「俺いらないから、俺なぁぁ~んにもいらないから(笑)」
アルセスト 「でもさ、売ればかなりの値段になるわけだしさ。薪のように十本一束で」
GM 「それは無理だろう、いくらなんでも。持ってけるとしても一人三本までだね」
ダグラス 「俺はいらない。俺はこの逆刃刀があれば充分だから(笑)」
アルセスト 「いつから逆刃刀になったんじゃい! お前そのオタクのりはやめてくれ(懇願)。とにかく俺は3本もってく」
サライ 「私は一本だけ持ってこうかな」
マナレス 「あとはラフィーネに、一本ぐらい持ってってもらおう」
ダグラス 「コイツらヤダなー、ジャラジャラジャラジャラ音たててさ~。で、さっさと神殿から出ようぜ」
GM 「で何本とった?」
マナレス 「5本…って、ちょっと待て、今何本か確認しなかった?(一同笑)」
アルセスト 「…まぁいいや、サクサク行きましょ、サクサク。とりあえず出る」
GM 「じゃあ神殿から出てくると、日が沈みかけている。夕方だね」
ダグラス 「はい、出てきました。(何かを期待するような目で)…それで?」
GM 「いや、それでね…出てきた途端剣が爆発した(笑)。一本につき5発のダメージね」
マナレス 「やっぱな~、やっぱうまい話にはトゲがあるって事だね(笑)」
アルセスト 「(裏声で)…おい…ちと、賢者くん…。何よ、これは?」
GM 「『は、はいぃぃぃ~?(汗)』」
ダグラス 「とりあえずヤーな予感はしてたんだよなぁ」
アルセスト 「あのさぁ、爆発のダメージって、プリウェンちゃんは大丈夫なの?」
GM 「じゃあ内側にちょっぴり傷が…(笑)」
アルセスト 「…ピキーン!(怒)」
マナレス 「また怒るよ、きっと」
アルセスト 「『貴様ぁ~!どーゆう事だ、これはぁ~!!!(怒)』」
GM 「『ひ、ひぃぃぃ~』」
ダグラス 「…とりあえず黙らせる。刀の柄でガツーンと打って」
アルセスト 「うぅぅぅ…メンテナンスがぁぁぁ…(泣)」
マナレス 「(ダグラスに)あ、あまりにもリアルに表現しすぎると笑えなくなる(笑)」
ダグラス 「ったく、この馬鹿はほっといて、さっさと<大亀裂>まで行こう。とりあえず一番近い村かなんかで一泊してさ」
アルセスト 「一人でメンテやってるよ。『大丈夫だった?ごめんねプリウェンちゃぁん。たとえ君がどんなに傷ついても、僕の愛はかわらないよ』(笑)」
マナレス 「妄想だな」
アルセスト 「ちが~う!(心の叫び)」

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