第5章

Swear to Sword

第4節 手招きゴブリン

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GM 「・・・えっとね、6mの幅のでかい通路に出た」
アポトリス 「おぉ、皆さん横に並べるじゃん」
GM 「で、通路の奥には一匹のゴブリンがいる」
アポトリス 「ロングボウ射つ。いい?」
バルガルギルズ 「いいんじゃない?」
GM 「アポトリス、レンジャー技能いくつ?」
アポトリス 「4レベル」
GM 「知力は?」
アポトリス 「18」
GM 「すると矢を射つ前に、『射っては危険だ~』と思った」
アポトリス 「危険感知?」
GM 「さあね」
アポトリス 「射つの止めた」
バルガルギルズ 「散開!」
GM 「6m幅だから出来るか・・・。ちなみに距離は結構ある」
レイバー 「剣を構える」
ハイエスタット 「ただの幻影なの? そのゴブリン?」
GM 「さぁ」
レイバー 「え? じゃあ動かない?」
GM 「そう、全く動かない。じーっとこっちを見ている。で、そのうち手招きをしはじめた」
バルガルギルズ 「何かのトラップだな」

そこに、トイレからダグラス君のプレイヤーが戻って来た。
GM 「おっ、リーダーが帰って来た」
レイバー 「リーダー、怪しげなゴブリンが・・・(笑)」
アポトリス 「矢撃とうとしたら、レンジャーの第六感が働いちゃった」
レイバー (マップを見せて)「ここに我々がいて、例のゴブリンが手招きしてんの(笑)」
ダグラス 「て、手招きぃ~!? アポトリス、ゴブリンの手前に矢2・3本撃ってみてくれ」
アポトリス 「やってみよう。ていっ!」
GM 「うん。カン、カン、カンと、突き刺さりはしないけど落ちたよ」
レイバー 「でも、そいつは微動だにしない?」
GM 「うん。黙って手招きしているよ」
アポトリス 「・・・・・・怖いね」
レイバー 「想像するととてつもなく怖いね」
ダグラス 「10分間待つ」
GM 「そのまんまだけど」
ハイエスタット 「こうしててもしかたないんで、トラップ覚悟で“ファイヤー・ボルト”撃ちましょう・・・14っと!」
GM 「当たりだね。するとゴブリンがすっと消えて、そこの床が開いたよ。んで皆さん抵抗力チェックしてくれ~」
レイバー 「14」
ダグラス 「17」
アポトリス 「18」
バルガルギルズ 「13!」
ハイエスタット 「15 」
GM 「ってなわけで17以下の人は、その穴から溶岩が噴き出し、そのまま飲み込まれてしまったという感覚に襲われた。んで、アポトリス以外のPCは気絶すること。ちなみにNPCのフィリナは助かったよ」
アポトリス 「フィリナに『なんなんでしょうね、こいつら?』と言う」
GM 「『さあ?』」
レイバー 「いや『さあ?』じゃなくてなんとかしてよ」
アポトリス 「う~ん、一番怖くない奴・・・レイバーを蹴っ飛ばす(笑)」
レイバー 「・・・・・・」

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