第5章

Swear to Sword!

第2節 宝剣を追え!

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公都へ戻ったパーティはこの件に関して大臣に話すが、彼らはただただ驚くばかり。さらに三日後、すっかり元気になった大公がダグラス達を謁見室(えっけんしつ)に呼び寄せた。
ダグラス 「『何事ですか?』(笑)」
GM 「大公曰く、『我が公国の宝剣である『ファイヤーブリンガー』を取り戻して来てくれ』」
レイバー 「そ~らきた」
ハイエスタット 「パターンですね」
バルガルギルズ 「何処にある?」
レイバー 「例の男が持ってんでしょ?」
バルガルギルズ 「(幾分力をこめた声で)ところで報酬は?」
GM 「報酬!?・・・まずしい・・・」
レイバー 「貧しいって、あんた・・・」
ダグラス 「報酬の件に関しては、あまり期待せんよーに!(笑)」
ハイエスタット 「前も言ってましたね」
レイバー 「とりあえず大臣とかに赤男を知っているか聞いてみる」
GM 「う~ん知らな~い」
レイバー 「ならセージチェックでは?」
GM 「やってみれば?」
ダグラス 「6ゾロぐらいだろ?」
レイバー 「6ゾロ出せばいいんだね?(コロコロ・・・)・・・・・・」
一同 「出ねーじゃねーかよ」
ハイエスタット 「ってことは私も無理ですねぇ~」
ダグラス 「こうなったら街で情報集めだな」
アポトリス 「オレ、グリフォンの卵が気になる」
GM 「預かっている人は公都にはいない。ウォータータウンにいるよ」
アポトリス 「じゃあ行こうぜ」

『炎の地』に近いという事もあって、パーティーは再びウォータータウンへと向かった
アポトリス 「『グリフォンの卵は?』と預っている奴に聞く」
GM 「一応預かっているけど・・・」
アポトリス 「じゃあ返してもらおーっと。『あんがとさん』」
レイバー 「卵はいいから情報を集めよう」
GM 「どんな情報?」
ダグラス 「全身真っ赤な男について」
GM 「大抵の人は知らないと言う」
レイバー 「『炎の地』については?」
GM 「知らん。『あんなおっかねーとこ行かねーだー』」
ハイエスタット 「バード技能チェックではどう?」
ダグラス 「バード技能でどないすんねん?」
ハイエスタット 「バードには伝承知識っていう能力があるんですよ。それで『炎の地』について何か伝承でも残ってないかなぁと思って」
バルガルギルズ 「一応チェックやってみれば」
ハイエスタット 「(コロコロ)・・・14」
GM (わかった事にするか・・・)
「この『炎の地』の火山の中に、『炎の邪竜ベルヴェイグ』っていうのが住んでいるという伝承が残っている。んでね、この火山の中心から12マイルほどは溶岩の海なんだって」
一同 「ふーん」
GM 「んで、(地図を指し)この南側のウォータータウンにはね、その火山を見るために観光客がよく訪れるんだって。見晴らしが良いから」
ダグラス 「もしかして、そのドラゴンが人間の姿になって出て来たんじゃない? アレ・・・」
GM (鋭い・・・)
レイバー 「だとしたら、何で宝剣を奪ってったわけ?」
ハイエスタット 「『ファイヤーブリンガー』を悪用しようとしているってのが、最も妥当なとこでしょうね」
バルガルギルズ 「いや、今度の大戦と今回の事件を、切り放して考える事はできんだろ。だいたい戦乱の時期を狙って宝剣を奪ってったってのが、いかにも怪しすぎる!」
ハイエスタット 「とすると、敵国がネストール公国の参戦を邪魔するためだって事も、考えられるわけですね?」
バルガルギルズ 「その通りぃ~!」
ハイエスタット 「ま、今のところ全てが推論の域を出てないわけですけどね」
レイバー 「ふ~ん、なるほど。・・・で、これからどうするの?」
アポトリス 「観光案内所かなんかあるでしょ?(笑) そこで山に関する情報聞こうよ」
GM 「『炎の地』の周りを水晶球で見せてもらえるのはあるよ」
アポトリス 「見せてもらう。店の人とかの話も聞けばいいじゃん」
GM 「話聞くの?『この溶岩の熱さは、何千度という高熱で・・・うんぬん』」(一同笑)
ハイエスタット 「い、今のウケちゃった(笑)」
GM 「『常にプロミネンスが・・・』とか言ってるよ」

これ以上情報が入らなかったので、パーティーはさらに『炎の地』へと向かった
レイバー 「ねェ、何処まで近づくことが出来るの?」
GM 「なにしろ『炎の地』の周りは熱い溶岩で覆われている上に、毒ガスが噴き出しているからね。4・5㎞以内に立ち寄った者はいないよ。いたとしても灰と化してるんじゃない?」
ダグラス 「・・・手がつけられん・・・」
アポトリス 「じゃあ周りを調べると、ロダの葉が落ちてるでしょ?(笑)」(イース)
GM 「うんにゃ落ちてないよ」
ダグラス 「ああっ!!やられた、やられたなぁ・・・! 俺も言おうかなっと思ったんだ(笑)」
レイバー 「んな事どーでもいいから、パーティーの知恵袋考えてくれ!!」
GM (自分じゃなかったっけ?)
ハイエスタット 「こういうときは歌でも歌って・・・」
バルガルギルズ 「よし、こいつはおいて行こう」
ダグラス 「まず邪魔なのが消えたな」(一同爆笑)
ハイエスタット (おんどりゃ~!!!)
レイバー 「で、どうするの・・・?」
バルガルギルズ 「とりあえず行ってみたら?」
アポトリス 「じゃあ行ってみよう、熱くない所まで」

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