前へ 目次へ 次へ
|
公都へ戻ったパーティはこの件に関して大臣に話すが、彼らはただただ驚くばかり。さらに三日後、すっかり元気になった大公がダグラス達を謁見室(えっけんしつ)に呼び寄せた。
|
 |
ダグラス |
: |
「『何事ですか?』(笑)」 |
GM |
: |
「大公曰く、『我が公国の宝剣である『ファイヤーブリンガー』を取り戻して来てくれ』」 |
レイバー |
: |
「そ~らきた」 |
ハイエスタット |
: |
「パターンですね」 |
バルガルギルズ |
: |
「何処にある?」 |
レイバー |
: |
「例の男が持ってんでしょ?」 |
バルガルギルズ |
: |
「(幾分力をこめた声で)ところで報酬は?」 |
GM |
: |
「報酬!?・・・まずしい・・・」 |
レイバー |
: |
「貧しいって、あんた・・・」 |
ダグラス |
: |
「報酬の件に関しては、あまり期待せんよーに!(笑)」 |
ハイエスタット |
: |
「前も言ってましたね」 |
レイバー |
: |
「とりあえず大臣とかに赤男を知っているか聞いてみる」 |
GM |
: |
「う~ん知らな~い」 |
レイバー |
: |
「ならセージチェックでは?」 |
GM |
: |
「やってみれば?」 |
ダグラス |
: |
「6ゾロぐらいだろ?」 |
レイバー |
: |
「6ゾロ出せばいいんだね?(コロコロ・・・)・・・・・・」 |
一同 |
: |
「出ねーじゃねーかよ」 |
ハイエスタット |
: |
「ってことは私も無理ですねぇ~」 |
ダグラス |
: |
「こうなったら街で情報集めだな」 |
アポトリス |
: |
「オレ、グリフォンの卵が気になる」 |
GM |
: |
「預かっている人は公都にはいない。ウォータータウンにいるよ」 |
アポトリス |
: |
「じゃあ行こうぜ」 |
『炎の地』に近いという事もあって、パーティーは再びウォータータウンへと向かった
|
アポトリス |
: |
「『グリフォンの卵は?』と預っている奴に聞く」 |
GM |
: |
「一応預かっているけど・・・」 |
アポトリス |
: |
「じゃあ返してもらおーっと。『あんがとさん』」 |
レイバー |
: |
「卵はいいから情報を集めよう」 |
GM |
: |
「どんな情報?」 |
ダグラス |
: |
「全身真っ赤な男について」 |
GM |
: |
「大抵の人は知らないと言う」 |
レイバー |
: |
「『炎の地』については?」 |
GM |
: |
「知らん。『あんなおっかねーとこ行かねーだー』」 |
ハイエスタット |
: |
「バード技能チェックではどう?」 |
ダグラス |
: |
「バード技能でどないすんねん?」 |
ハイエスタット |
: |
「バードには伝承知識っていう能力があるんですよ。それで『炎の地』について何か伝承でも残ってないかなぁと思って」 |
バルガルギルズ |
: |
「一応チェックやってみれば」 |
ハイエスタット |
: |
「(コロコロ)・・・14」 |
GM |
: |
(わかった事にするか・・・)
「この『炎の地』の火山の中に、『炎の邪竜ベルヴェイグ』っていうのが住んでいるという伝承が残っている。んでね、この火山の中心から12マイルほどは溶岩の海なんだって」 |
一同 |
: |
「ふーん」 |
GM |
: |
「んで、(地図を指し)この南側のウォータータウンにはね、その火山を見るために観光客がよく訪れるんだって。見晴らしが良いから」 |
ダグラス |
: |
「もしかして、そのドラゴンが人間の姿になって出て来たんじゃない?
アレ・・・」 |
GM |
: |
(鋭い・・・) |
レイバー |
: |
「だとしたら、何で宝剣を奪ってったわけ?」 |
ハイエスタット |
: |
「『ファイヤーブリンガー』を悪用しようとしているってのが、最も妥当なとこでしょうね」 |
バルガルギルズ |
: |
「いや、今度の大戦と今回の事件を、切り放して考える事はできんだろ。だいたい戦乱の時期を狙って宝剣を奪ってったってのが、いかにも怪しすぎる!」 |
ハイエスタット |
: |
「とすると、敵国がネストール公国の参戦を邪魔するためだって事も、考えられるわけですね?」 |
バルガルギルズ |
: |
「その通りぃ~!」 |
ハイエスタット |
: |
「ま、今のところ全てが推論の域を出てないわけですけどね」 |
 |
レイバー |
: |
「ふ~ん、なるほど。・・・で、これからどうするの?」 |
アポトリス |
: |
「観光案内所かなんかあるでしょ?(笑) そこで山に関する情報聞こうよ」 |
GM |
: |
「『炎の地』の周りを水晶球で見せてもらえるのはあるよ」 |
アポトリス |
: |
「見せてもらう。店の人とかの話も聞けばいいじゃん」 |
GM |
: |
「話聞くの?『この溶岩の熱さは、何千度という高熱で・・・うんぬん』」(一同笑) |
ハイエスタット |
: |
「い、今のウケちゃった(笑)」 |
GM |
: |
「『常にプロミネンスが・・・』とか言ってるよ」 |
これ以上情報が入らなかったので、パーティーはさらに『炎の地』へと向かった
|
レイバー |
: |
「ねェ、何処まで近づくことが出来るの?」 |
GM |
: |
「なにしろ『炎の地』の周りは熱い溶岩で覆われている上に、毒ガスが噴き出しているからね。4・5㎞以内に立ち寄った者はいないよ。いたとしても灰と化してるんじゃない?」 |
ダグラス |
: |
「・・・手がつけられん・・・」 |
アポトリス |
: |
「じゃあ周りを調べると、ロダの葉が落ちてるでしょ?(笑)」(イース) |
GM |
: |
「うんにゃ落ちてないよ」 |
ダグラス |
: |
「ああっ!!やられた、やられたなぁ・・・! 俺も言おうかなっと思ったんだ(笑)」 |
レイバー |
: |
「んな事どーでもいいから、パーティーの知恵袋考えてくれ!!」 |
GM |
: |
(自分じゃなかったっけ?) |
ハイエスタット |
: |
「こういうときは歌でも歌って・・・」 |
バルガルギルズ |
: |
「よし、こいつはおいて行こう」 |
ダグラス |
: |
「まず邪魔なのが消えたな」(一同爆笑) |
ハイエスタット |
: |
(おんどりゃ~!!!) |
レイバー |
: |
「で、どうするの・・・?」 |
バルガルギルズ |
: |
「とりあえず行ってみたら?」 |
アポトリス |
: |
「じゃあ行ってみよう、熱くない所まで」 |
 |
前へ 目次へ 次へ
|