第4章

Egg Dance

第5節 アポトリスの執念

前へ 目次へ 次へ
GM 「じゃあまた数時間で、ウォータータウンまで帰って来た」
アポトリス 「酒場まで行って、あのシーフに『おい、このガキー!』と言う」
GM 「ガキじゃないんだけど。彼は中年のオッサンだよ」
アポトリス 「いいんだよ。何歳?」
GM 「30は越してるよん」
アポトリス 「オレも30越してるよん」
GM 「じゃあ40歳越しちゃおう」
バルガルギルズ 「アポトリス、そういうのを青二才っていうんだよ」
アポトリス 「いいんだよ。『おらガキー!!』」
GM 「『なんだ青二才』(笑)」
レイバー 「約束の宝を持ってきたぞ」
アポトリス 「7000ガメル分だけ渡す」
GM 「『これじゃダメだね、少なすぎる』って言ってる」
アポトリス 「これだけしか無かったんだよ、このガキ~!」
GM 「『なら、お前達でつけ足すんだな、青二才』」
アポトリス 「オラよ、3ガメルやるワ(笑)」
GM 「『そんなもんじゃダメだ! グリフォンの宝はもっとあるはずだぞ』と言っとる」
アポトリス 「じゃあ24円やるワ、24円」
GM 「そんな通貨はない!!! 彼は『甘い甘い。その程度で情報をやるもんか』と言っている」
ダグラス 「いいよ、いいよ。全部あげよーぜ。話が進まん」
アポトリス 「8000は!?」
ダグラス (きいちゃいねー)
GM 「『少ない!!!!!』」
アポトリス 「じゃあ1万は!?」
GM 「『全然足りない!』」
レイバー 「100万!」
GM 「そんなにないよ!」
アポトリス 「宝の中から安っぽい宝を渡す」
GM 「『それでも駄目だな』と言ってる」
アポトリス 「贅沢な奴だな」
GM 「あっ、言うの忘れてたけど宝の中には鏡もある」
アポトリス 「おっ、それやる」
GM 「『そんなもんいらねぇー。俺は男だ~』と言ってる(笑)」
ハイエスタット 「あっ、じゃあ僕がもらっちゃう」
ダグラス 「じゃあ、その他のもんは全部渡す。いいな、アポトリス」
アポトリス 「くそ~」
レイバー 「さあ、情報とやらを聞かせていただこうか」
アポトリス 「とんでもねえ情報だったら、ぶっ殺す!!!!」
GM 「『大公らしき男が、炎の地の北に向かって行くのを見たぜ』」
バルガルギルズ 「もっとくわしく言えい!!!!」
GM 「くわしく言うとね、(地図を指しながら)『炎の地』のこの辺で、何かにみちびかれるようにして歩いていく大公さんを見たんだそうだ。どうやら大公さんは宝剣らしい物を持っていたようだね」
バルガルギルズ 「ほ~、それだけか?」
GM 「『おーそれだけだー』」
アポトリス 「じゃあ金は返してもらおう!!」
GM 「『甘いな』と言って、そのまま逃げた」
バルガルギルズ 「ハイエスタット“スネアー”(相手を転ばす魔法)だ!」
ハイエスタット 「いや、それなら“ホールド(相手の動きを止める魔法)”の方が・・・(コロコロ)10の・・・16!!」
GM 「フンッ、抵抗!!」
ハイエスタット (な、なにぃ~! この俺のコスモをかわすとは!!!)
ダグラス 「もしかして、6ゾロでも抵抗するでしょ?」
GM 「うん。こいつには魔法どころか剣さえもきかない。だって関係ないキャラクターだもん」
ハイエスタット 「しょうがありませんね・・・。とりあえず、大公さんの行方はわかったことだし・・・」
GM 「で、ここでみなさんの経験値に1010点プラス」
アポトリス (持ち物の欄に)「グ・リ・フォ・ン・の・た・ま・ご (笑)」
GM 「本当に持ってきたの? そんなもの持ち歩けないよ」
アポトリス 「じゃあ売る」
GM 「売れねーよ、こんなもん」
レイバー 「食べるしかないね、こーなったら(笑)」
アポトリス 「うまい? 甘い?」
GM 「まずい!」
アポトリス 「まずいってよ。どーしよーかなぁ。誰かにあずけるか」
GM 「誰もあずからないよ」
アポトリス 「通りすがりの人に1500ガメル出すから、この卵あずかっといてって言う」
GM 「1500ガメルならあずかるだろーなー。その人は承知した」
アポトリス 「ついでにその人の住所聞いとく。『また取りに来るからな~』」
レイバー 「・・・じゃあ行こう」
GM 「少し時間がかかったけど、『炎の地』の北の辺りについたよ」
レイバー 「大公は見当たらない?」
GM 「見当たるんだな、これが。なんとごつごー(笑)。大公さんらしき人がね・・・・・・」
ダグラス 「ぶっ倒れてた!?」
GM 「倒れてはいないけどね。なんかすげー体格よくて、背が高くて、しかも赤毛でね、真紅の鎧をまとった・・・」
アポトリス 「アドルか!? (イースの主人公)」
ダグラス 「ベルドか!? (ロードス島の悪役)」
GM 「ちがう!! 大公の前には、肌の色まで赤銅色をした炎の塊のような男がいる。そして、その男が大公から剣を取り上げているところに、君達は出くわしたよ」
ダグラス 「なんと!」

行方不明だった大公、こんな山奥で男と密会(笑)。いや、冗談ではない。剣が、ファイヤーブリンガーが取り上げられようとしているのだ! この男の正体は?また宝剣を奪う理由は?  次号感動(?)の最終回! 果たしてダグラス達の運命やいかに・・・
《TO BE CONTINUED!》

前へ 目次へ 次へ