第3章

Forbidden Dungeon

第3節 鋏撃

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GM 「で、君達がもうちょい進むと、さっきと同じ5×5の部屋に出た。そこには南と西に同じように3m幅の通路があって、ちょっと小型の骸骨がその辺に落ちている」
ダグラス 「食いかすかぁ、いわゆる」
ハイエスタット 「セージ技能チェックで、どういった怪物の骸骨か調べてみよう」
GM 「やってみれば?」
ハイエスタット 「8の・・・12」
GM 「(この怪物の知名度は5だから・・・)じゃあわかった。ゴブリンのだよ」
レイバー 「きれいさっぱり骨だけでしょ?」
GM 「そう」
レイバー 「ちなみにまだ部屋には入ってないよ。なんか怪しいからなァ・・・」
GM 「あっそう」
ダグラス 「状況を見ただけだろ? いいよ、そんな事。ならそのまま南へ行こう」
GM 「部屋を横切って3ブロックぐらい進むと、通路が南と東に分かれている。んで東の方からドスンドスンと足音が聞こえてくるよ」
ダグラス 「かんけーないっ!南!」
レイバー 「だァ~!・・・まァいいか、リーダーだから」
GM 「じゃあ南へ行くんだね。さらに3ブロックくらい進むとね、7×7の部屋にでた。んでその奥に蛇さんがとぐろを巻いて、こっちをにらんでるよ」
アポトリス 「んじゃァ、オレそいつにロングボウ撃とう」
ダグラス 「他に通路とかないの?」
GM 「他にはないよ~。で後ろの方で、さっきの足音がだんたんでかくなってきているよ」
ハイエスタット 「挟み撃ちじゃないですか」
ダグラス 「んじゃあ後ろ向いて・・・つまり隊列を逆にしよう」
ハイエスタット 「と言うことはアポトリスが一番後ろ?」
GM 「そうだねぇ」
アポトリス 「とにかく蛇に撃っていいでしょ?」
GM 「撃つの? わかった」
アポトリス 「(ダイスを振る)でや、でやっ、15と」
GM 「15なら当たるだろ。当たり」
アポトリス 「ダメージ6発」
GM 「うん、わかった」
ハイエスタット 「セージチッェクで ・・・14と・・・わかる? 蛇だけど」
GM 「14? わかったよ。バイパーね。そんでもって毒蛇だよ」
ハイエスタット 「毒にやられたら、誰も治療できないんじゃないですか?」
バルガルギルズ 「オレ、一応解毒の魔法使えるぞ!」
ハイエスタット 「あぁ、プリーストだって事すっかり忘れてました(笑)」
GM 「・・・で、蛇は攻撃を受けたので、シャーシャーと言って近づいてきた」
ダグラス 「殺ったれ殺ったれ!」
アポトリス 「シーフ1レベルで出来るかよ~」
ハイエスタット 「いきなり弓撃つのがいけなかったんじゃないですか?」
GM 「で、みんながそうこうしている内に、褐色の肌をした巨人が二匹ほど、北の通路からやって来たよ」
ダグラス 「オーガーだ、オーガー」
ハイエスタット 「セージチェックぅぅぅ~」
ダグラス 「するまでもなくわかるワ!」
ハイエスタット 「一応ですよ。えっと・・・11だ」
GM 「んじゃァわかった、オーガーだ」
ダグラス 「やっぱり」

ゴブリン
醜い顔をした人間より一回り小さい子鬼。日光を嫌う、夜行性の邪悪な妖魔である。集団生活を営み森や洞窟などに住んでいるが時々人里に現れては人間と小競り合いを起こす。ファンタジーRPGにおいては代表的なやられ役。

オーガ
毛むくじゃらの原始人のような格好をした人食い鬼。身長2mを越す非常に凶暴な巨人である。棍棒などを持ち、その怪力で人間に襲いかかる。しかし知能は低い。
ハイエスタット 「『あれはオーガーですよ~ 』とハイエスタット君は言った」
GM 「ハイハイ。じゃあ、皆さんお待ちかねの戦闘に突入だ」
バルガルギルズ 「フッフッフッ~!!!やっと戦闘だ~!!!!」
ダグラス 「なんかすごいんですけど」

よっしゃぁっ!オレがダグラスだ!またもやオレが解説させてもらうぜ!!この後、武器を弓から小剣に変えたアポトリスはバイパーとさしでやり合うが、なかなか勝負がつかねぇ。そのうちあきれた(?)バイパーは、壁にあいた小さな穴へと逃げ込んでしまう
アポトリス 「待てよ!このハ虫類がぁ~!」

(蛇に無視されちゃおしまいだよ、おい)
一方、オーガーとの戦いの途中、ハイエスタットは大失敗をおかしやがる。明かりとして使っていた“ウィル・オー・ウィスプ”をオーガーにぶつけてしまい、辺りを真っ暗にしてしまったのだ!
ハイエスタット 「だってエルフは暗闇でも目が見えるんですよぉ~。人間の目が見えないのがいけないんじゃないですか」

(暗闇に乗じて殺ったろか!こいつ!)
しかし、我らが鬼神バルガルギルズには、んなこと関係なしっ! 暗闇の中一匹目のオーガーを倒すと、さらなる血を求め、二匹目へと踊りかかるのだった!
バルガルギルズ 「で、攻撃。12だ」
GM 「当たり」
バルガルギルズ 「んと・・・5か。しけたな・・・ダメージ12発」
GM 「・・・二匹目も倒れたよ」
バルガルギルズ 「うおぉぉ~! 二匹目もとどめを刺したぞ!」
レイバー 「それじゃあ怪物も倒したことだし、さっきのT字路を東に行こう」

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