第3章

Forbidden Dungeon

第2節 禁断の洞窟

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GM 「その洞窟はね、ここから南のドースっていう村の近くにある。今日は一日で着いたから、食料は減らさなくていいよ。で、皆さんは今、洞窟の前にいる」
ハイエスタット 「洞窟の入口の方角はどっちを向いているんですか?」
GM 「南の方にポッカリ穴を開けていて、下へ降りる階段が見える」
ハイエスタット 「でもなんで剣が祭られている所に、オーガーやゴブリンが住んでいるんだろう」
GM 「いや、元々住んでいた所に、ちょうどいいといって、剣を無理矢理祭ったの」
ダグラス 「なるほどな~」
ハイエスタット 「で、その剣は僕達でも使えるようになる?」
GM 「まァ、持てばね。でも『ファイヤーブリンガー』は持った人間を支配する力も持っている、って話もあるからね」
ダグラス 「おお~、なんか賢者の石みてぇ」
レイバー 「マッピングするかい?」
GM 「したけりゃどうぞ」

マッピングというのは、GMの用意ダンジョンしたの内容をプレイヤーが書きとめて地図を作る事をいう。今回はレイバーがマッピングをする事になった。
ダグラス 「ところで今回戦闘少ない?」
GM 「少ないよ。ハッキリ言って少ない」
バルガルギルズ 「なァにィィィィ~!?」
GM 「まァまァ・・・。んじゃ入るワケね。で、中はもちろん暗いよ」
ダグラス 「明かりかなんか出せや、おい」
ハイエスタット 「じゃあ私が“ウィル・オー・ウィスプ(光の精霊)”を放ちましょう」
GM 「それじゃぁ辺りは明るくなった。回りはごつごつしているね。で、皆さんが下りの階段を進んでいくと、5×5ブロックの広い部屋に出たよ。で、東西と南に通路がある。西の通路は幅1mくらいしかなくて、東と南は3mぐらいある」(これを聞いてレイバーのプレイヤーは方眼紙に図を書き込む)
ダグラス 「3mの方へ行くか。南!!」
GM 「その前にパーティーの隊列を決めてちょ。ちなみにこの通路は、横2人まで並べるよ」
レイバー 「えーと、僕とリーダーが先頭で・・・」
GM 「どっちが右で、どっちが左?」
レイバー 「リーダー両利きだから左いって。僕右へいくから」
ダグラス 「わかった」
バルガルギルズ 「オレ、そこの二人の後ろの真ん中ね」
アポトリス 「オレは一番後ろに行こう」
ハイエスタット 「私はバルガルギルズの後ろですね」
ダグラス 「あの娘さんどうすんの? そのNPCの・・・ついて来るんだろ」
GM 「あっ、そうだった(あれ以来存在感が無いからなァ。まっ、しょうがないか)。フィリナももちろんついて来ている」
レイバー 「ハイエスタットの横へ行けば?」
GM 「じゃァそうしよう。」
GM 「で、南に行くんだね?」
ダグラス 「そう」
GM 「んじゃァレイバー君」
レイバー 「ハイハイ」
GM 「敏捷度チェックだ」
レイバー 「えっと・・・ダイスの目が5だったから、11だ」
GM 「じゃあレイバーは落とし穴にはまった。スポッと」(一同爆笑)
レイバー 「え~っ、マジィ~!?」
ダグラス 「『大丈夫かぁ~』と声をかける」
ハイエスタット 「下がミキサーになってて、体がブチョ~とかなったりして(笑)」
レイバー 「お前、それエルフのセリフとは思えんぞ~!」
GM 「ダメージは5ポイント」
レイバー 「全部吸収したよ」
バルガルギルズ 「じゃあハルバートで引き上げよう」
ダグラス 「間違えてザクザクッてぶっ刺したりして(笑)」
GM 「自力で上がれるよ」
レイバー 「え~っ? 情けないなァ~」
ダグラス 「気にするな、そんなもん」
レイバー 「うぅぅぅぅ~」

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