第2章

Virgin Assassin

第2節 初めての戦い

前へ 目次へ 次へ
GM 「二階へ続く階段を上がると、正面に大きく開いた扉がある。で、部屋の中には女の子がいて、五人の男に囲まれて次々と攻撃されてるけど、見事に全てかわしている」
アポトリス 「防御姿勢(パリー)をしているね」
GM 「そう、そんで涙を流しながら剣を受け流しているよ」
ダグラス 「そりゃ当たり前だワね」
バルガルギルズ 「そいつの名前を叫ぶ」
GM 「その声を聞くと彼女はこっちを振り向いてね、ダダダダダッとかけてくると、パーティーの後ろに隠れたよ。そんでしくしく泣いてるよ」
アポトリス 「ねェ、オレ彼女のことは以前から知ってるんでしょう?」
GM 「うん、『闇の爪』自体けっこう有名だからね」
アポトリス 「おお、あんたがロゼ・フィリナか。なんか、おいしそーな名前じゃない」
ダグラス 「やめろ、やめろ(笑)」
レイバー 「それあぶなくない?(笑)」
GM 「さて、盗賊達は君達の出現に少々戸惑ったけど『貴様ら何者だぁ~!』と毎度お決まりのセリフを言ってるよ」
ダグラス 「『貴様らに名乗る名などない!!』と突っ込んでいく!」
アポトリス 「アポトリスだ~!(笑)」
ハイエスタット 「みんなのアイドル、ハイエスタット君。144歳で~す(笑)」
GM 「『なにぃ!? 答えるなァ~!』と言いながら、一人の頭らしき男を除いてみんな突っ込んでくる」
アポトリス 「戦闘だね。敏捷度の速い順でしょ?」
ダグラス 「ゲッ、おれラストだァ~!」
バルガルギルズ 「まずはスピアだ! チャージ!!!」
GM 「うおっ、ハルバートでやるんでしょ。ちょっと狭いから無理じゃん?部屋に入ってからの方がいいと思うよ」
レイバー 「じゃァ、部屋に踊り込むよ」
GM 「むこうも君達に近づくよ」
バルガルギルズ 「敵さんの武器は?」     
GM 「盗賊達のボスは鎖かたびらを着て、ファルシオンを持っている。その他の連中はこの前言ったのと同じ」
アポトリス 「シーフなら必要筋力値の半分以下の鎧で、ハードレザーまでしか着られないはずだよ」
バルガルギルズ 「普通の鎧じゃないか、あるいはボスが特別なのか・・・」
GM 「ボスはなかなか筋力たくましい体付きをしているからね」
ハイエスタット 「とりあえず、腰からレイピア(細身の剣)を抜きますよ」
GM 「わかった。で、盗賊はボスを除き五人いるけど、それぞれABCDEとするから、みんな誰に攻撃するか言ってって」
ハイエスタット 「えーと、シーフAさんに攻撃しますよ」
レイバー 「僕もAにいこう」
アポトリス 「オレは部屋のすみからシーフDへロングボウ撃つ!!」
バルガルギルズ 「じゃァオレはBにチャージだ。はーっはっはっはっ!!!!」
ダグラス 「オレはCと一騎打ちだ!」
ハイエスタット 「じゃァいきますよ。(ダイスを振る)おおっと・・・6ゾロ!しかも、いきなりクリティカルヒット(改心の一撃)ですよ! ダメージは10ポイント。うーんさすが私の攻撃~」
ダグラス 「よいしれるなよ」
バルガルギルズ 「オレはダメージ22!!はーっはっはっはァ~!!!」
アポトリス 「攻撃は16で当たりィ~!けどダメージは少なく6ポイント」
GM 「敏捷度が20以上は全員終わりか。ではシーフAさんの反撃。ハイエスタットは回避チェックして」
ハイエスタット 「14です。うーんさすがエルフ。回避ですね」
レイバー 「僕も攻撃~。14」
GM 「えーと、ちょーど当たりだ」
レイバー 「よかった。ダメージは13発」
GM 「ではこっちの番だ。んじゃまずBがバルガルギルズに攻撃するがハズレ。Cがダグラスに向かう。これは成功で10発のダメージ。次にDがアポトリスに突っ込んでいく・・・」
ダグラス (ダイスを振り) 「あぶねー。ギリギリ吸収」
アポトリス 「じゃァ、弓矢もう使えないのか。接近戦ならパリーやってよー」
ダグラス 「やっとオレの番か。よっ、(ダイスを振る)えーと15」
GM 「んーと、当たった」
ダグラス 「ダメージは・・・たったの10発。ひ、ひで~」

突然だがオレはダグラスだ!この後の戦闘は、このオレが解説するぜ! まずアポトリスは、シーフDとさしの勝負!だが、防戦一方で手も足も出ねぇ

アポトリス 「誰でもいいから、早く助けに来いよ~!」
ダグラス 「勝手に死んどれ!」
ハイエスタット 「・・・しょーがありませんねぇ~」

そこで、ハイエスタットは、シーフDに向かって炎の精霊魔法“ファイアー・ボルト”を連発!なんとかシーフDを倒して、アポを助けた。
だが間抜けなエルフは、その隙を狙ったシーフEから、8発もの大ダメージを受けてしまう
ハイエスタット 「うーん、ハイ君ピーンチ!バルガルギルズさーん、回復してくださいよ~☆
バルガルギルズ 「しらん!そんなもん気合いで治せ!」
ハイエスタット 「そ、そんなぁ~」

(ひでぇな、おい・・・)一方シーフBは、なんとバルガルギルズに向かってクリティカルヒット!7発ものダメージを与えた。これにぶち切れたバルガルギルズは、シーフBとEを立て続けにクリティカルでぶち殺す!
バルガルギルズ 「はっはっはっ~!!!」
ハイエスタット 「ダイスを投げないでくださいよ、危ないから」

一方のレイバーとオレは、それぞれシーフA、Cとの一騎打ち!ちまちまとダメージを与えていたレイバーは、ついにシーフAを倒しやがった。オレの方はさっぱりだよ、くそ~。
そしてちょうどシーフが四人倒れたところで、ようやくボスが戦いに加わった。しか~し、なんと!アポが武器落としの判定に成功!ボスはファルシオンを落とし、短剣で戦うはめになるのだった。
そしてついに、シーフCを倒してやってきたオレの二回攻撃がボスに決まったんだな、これが!!!
ダグラス 「よっしゃぁ、クリティカル!!ダメージ17発!」
ハイエスタット 「さらに私がダメージ12!」
GM 「ハイエスタットの攻撃で、ついにボスも倒れた」
ハイエスタット 「うーん、さすが最後の決め手はハイエスタット君☆」

前へ 目次へ 次へ