前へ 目次へ 次へ
|
 |
GM |
: |
「黒装束の男達は、ゆっくりと君達に近ずいてくる」 |
バルガルギルズ |
: |
「まずはチャージ!!!」 |
アポトリス |
: |
「さァて、 弓矢(ロングボウ)撃とう!」 |
ハイエスタット |
: |
「待ってください。まずは話合いですよ」 |
GM |
: |
「彼らはちゃんと剣を収めてきてるよ」 |
ダグラス |
: |
「収めてきてる!?」 |
GM |
: |
「うん、そう」 |
ダグラス |
: |
「じゃあ、こちらも収めよう」 |
レイバー |
: |
「本当にいいのかい?」 |
ハイエスタット |
: |
「もしかしたら居合い抜きをして来るかもしれませんよ(笑)」 |
ダグラス |
: |
「んなわけねえだろ!!」 |
ハイエスタット |
: |
「じゃァ、一応は話しかけましょう」 |
ダグラス |
: |
「お前がか?」 |
レイバー |
: |
「そうだよ。リーダーだよ、リーダー」 |
GM |
: |
「誰でもいいだろう!」 |
アポトリス |
: |
「オレ、一応弓をかまえているからね」 |
ダグラス |
: |
「あなた達は、一体何者ですか?」 |
 |
GM |
: |
「集団のリーダーらしき男が進み出て、『私達はアブグアル王国の盗賊ギルド、『闇の爪』から送られて来た暗殺者である』と言ってるよ」 |
ハイエスタット |
: |
「どこ? その国?」 |
GM |
: |
「ネストール公国が仕えている国だよ」 |
アポトリス |
: |
「ってことは仲間?」 |
GM |
: |
「そう、そんで彼らは国王の命により、ギルド長の指示でここに送られてきたの。『ふとどきにも我らの管轄下で事をはたらいた』という事でね」
|
バルガルギルズ |
: |
「お~っ、パチパチ」 |
ハイエスタット |
: |
「ちょっと待ってください。もしかして国王とつるんでるんですか?」 |
GM |
: |
「まァ、そうだよ」 |
ハイエスタット |
: |
「世の中恐ろしい・・・」 |
GM |
: |
「えっとね、『闇の爪』はこの国の先代国王が設立したの」 |
ハイエスタット |
: |
「強いの?」 |
GM |
: |
「うん、すごく強力なギルドだよ。でも国王の下で働いているんだからもちろん悪さはしないよ。よーするに徳川家康が服部半蔵を使い走りにしたのと同じ事」 |
バルガルギルズ |
: |
「ああ、忍者みたいなものか」 |
アポトリス |
: |
「じゃァ、もう弓を下ろしてもいいの?」 |
ダグラス |
: |
「下げろよ、さっさと」 |
レイバー |
: |
「ところで、あなた達が盗賊達を全員殺したんですか?」 |
GM |
: |
「『まだ全員ではないがな。残りの部屋へ行こうとしたのだが、その時お前達が来たので、我々もここに来たのだ』と言っている。そんで『わかっていることだが、お前達はネストール公に言われて来たのだな』」
|
ダグラス |
: |
「大正解」 |
GM |
: |
「その男はふむふむと頷いている。そんで、しばらくして『二階にはフィリナ様がおられるのだが、助けてやってはくれないか』と言ってきたよ」
|
レイバー |
: |
「誰? その人」 |
GM |
: |
「えっとね『我らがギルド長ロゼ・マスン様の一人娘だ』と言ってるよ」 |
ダグラス |
: |
「何で来ちゃってんの、その娘さんが?」 |
GM |
: |
「『ギルド長ロゼ・マスン様は、次期後継者とするために、愛娘のフィリナ様を物心つく頃から暗殺者として育てたのだが・・・。しかしお心やさしいフィリナ様は、それをよしとせず、お父上にお背きになられたのだ。そこでお怒りになられたマスン様は、フィリナ様に山賊退治を命じたというわけだ。かわいそうだが、これもギルド長の娘として生まれた宿命・・・』」
|
ハイエスタット |
: |
「これってエルフには関係のない話じゃないんでしょうか」 |
GM&ダグラス |
: |
「その通り、まったくもってその通り」 |
GM |
: |
「で、彼女は実戦は今回が初めてなんだけど、マスンから二階のものは一人で始末しろと言われたんだ。つまり試練を与えられたってわけだ」
|
ハイエスタット |
: |
「危ないんじゃないんですか?」 |
ダグラス |
: |
「まったくもってその通り。んじゃあ早速二階へ行こう」 |
GM |
: |
「『ではフィリナ様を頼みましたぞ。我々は彼女を助けることは止められているのです。今から一階の者を全て始末します』と言っている」
|
ダグラス |
: |
「行くぞ!」 |
前へ 目次へ 次へ
|