~プロローグ~


キャラクタ作成

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ついに始まった、新しいキャンペーン!!
今回は長編で壮大な冒険活劇とあって、いつもよりGMの鼻息も荒い。
しっかしそのGMの期待を裏切りまくるかのように、プレイヤーの作ってきたのはとんでもないキャラクター達だったのである!
GM 「じゃあみんな集まったところで、キャラクターを作ってちょ。で、リプレイにするって事で、冒険の舞台はオレのオリジナル世界、毎度お馴染みの『ルガーナ島』だよ」
プレイヤーA 「じゃあ前回のキャンペーンを引きずってたりするワケ?」
GM 「いや、今回ルガーナ島での冒険は初めてのプレイヤーもいるんで、全く関係ない。前回の『ファイヤーブリンガー』より、数年前の時代が冒険の舞台だけどね。そんで今回はちょっと派手目のキャンペーンをしたいので、通常の経験値にさらに一万点プラスして、キャラクターを作ってくれ。おまけに各自一つだけ、魔法のアイテムを持ってていいよ」
一同 「おぉぉ~っ!!」

本にするという事もあって、プレイヤー達は気合十分にキャラクターを作るのだった
GM 「キャラクターも出来たとこで、自己紹介どうぞ」
プレイヤーA 「うおぉ~、緊張してきたぜ!」
プレイヤーB 「テープがもったいねえんだから、さっさと始めろよ」
プレイヤーA 「あ~わかった。名前はアルセストで、人間の戦士、僧侶。ちなみに信仰神は、光の神様ね。で、恋人が封印されてる、魔法の盾を持っているんだよね」
プレイヤーB 「何だよ、それ?」
アルセスト 「よくぞ聞いてくれました。実は昔ね、プリウェンって名の冒険者仲間の恋人がいたんだよ。ところがドラゴン退治に行ったときにね、力およばず、彼女は焼かれて食われちゃったんだよ(笑)」
プレイヤーC 「お前、違うだろ。彼女を見捨てて逃げたんだろ(笑)」
アルセスト 「違う!自分だけ助かったの! ところが彼女が死んだって事を認めたくないから、そのとき自分が持っていた魔法の盾の中で、彼女が生きてるって妄想にかられちゃったんだよ(笑)」
プレイヤーB 「あ~、なるほど」
アルセスト 「で、人から妄想だって指摘されると『違う!彼女は生きてるんだぁ!!!』と叫ぶから。んで、それ以来、大のドラゴン嫌いになって、ドラゴンスレイヤーを目指してるわけ」
GM 「でもお前、そんな大事な盾で、攻撃を受けるのかぁ!?(笑)」
アルセスト 「だから普段はプリウェンちゃんが傷つかないように、背中に背負ってるんだよ(笑)」
GM 「(それじゃ盾の意味ねぇじゃねえか!)…何かいきなりすごいキャラが出てきちゃったなぁ…。じゃあ次」
プレイヤーC 「僕はエルフでね、名前はマナレス君です。精霊使いと盗賊技能を持ってます。でね…僕も妄想君なんだよ(笑)」
プレイヤーB 「コイツもかっ!?(笑)」
マナレス 「うん。でね、彼は自分の事を、呪いで人間にされたドラゴンだと思ってるから(笑)。で、出身地は<炎の地>だと自分で勝手に思ってるっちゅうことで(笑)」
GM 「あ、でも<炎の地>には、<邪竜ベルヴェイグ>ってのが住んでいるという、設定があるんだが」
マナレス 「あっ、そうなの? じゃあその邪竜とすみかを争って、雌雄を決したんだよ、きっと(笑)。…いや、そのベルヴェイグが親父だってのもいいな(笑)」
プレイヤーB 「…すげぇな、おい…。それじゃあすんげぇ高飛車だったりするんだ。『オレはもと竜なんだから』とか言って」
マナレス 「いや、『ここだけの話、実は僕ドラゴンですから』って言うから。『皆さん、誰にもバラしちゃダメですよ~』(笑)」
プレイヤーD 「冗談はここだけの話にしといて、次行こう」
プレイヤーB 「じゃあ、オレ行こう。ダグラス・ロックフォード、人間、男。神官戦士で吟遊詩人、月の女神の信者でもあると。で、魔法の片刃の剣を持っている。昔は<ブラックハウリング>と恐れられた残忍な傭兵だったんだけど、今では人斬りの虚しさに気づいて、活人剣に目覚めたんだよ」
アルセスト 「そのまんまじゃねぇか!(笑)」
ダグラス 「いいだろ別に(笑)。で、今ではその字名を封印しているので、オレの過去は誰も知らない」
アルセスト 「いいたい事は分かった。ようするに『<ブラックハウリング>という名を聞いた事があるか』『な、なにぃぃぃ~っ!?』ってヤツだろ!?(一同爆笑)」
GM 「(なんだかなぁ、もう…)じゃあ次の人どーぞ」
プレイヤーE 「名前はスティーブ、人間、精霊使い…」
一同 「…………(笑)」
マナレス 「なんかすごい簡潔だねぇ(笑)。もっと他にないの?ほら、性格とか?」
スティーブ 「寡黙……(一同笑)」
マナレス 「それはわかったからさ」
スティーブ 「未開の土地出身の天涯孤独の身。他人を信用しない」
GM 「…なるほど、じゃあ最後の人」
プレイヤーD 「えーと、名前はサライ。ハーフエルフの女性で、魔術師、レンジャー。ちょっときつめのクールビューティーで、性格は高飛車と」
ダグラス 「出たよ、高飛車が」
サライ 「不具者のハーフエルフという事で、いじめられて逃げるようにして村を出てきたの。キツめの性格なのは、そういった彼女の自立心の表れだと思ってよ」
アルセスト 「そんであだ名は『マジカルサライ』と(笑)。ステッキ持って、呪文唱えたりするんだよ(笑)」
サライ 「それは貴様だ!」
マナレス 「…じゃあキャラ紹介も終わったんで、GMさんどうぞ。みんな最初っから知り合いでいいの?」
GM 「そ。もう何度も一緒に冒険をやってる仲」
マナレス 「すでに腐れ縁か(笑)」
アルセスト 「で、リーダーはとりあえずオレの望みなんで、オレ!(笑)。なんつったって、ドラゴンスレイヤーだからな、未来の(笑)」
サライ 「一番バカだし、しょうがないね」
アルセスト 「どーいう意味だよ!?」
GM 「あ~もう始めるぞ!…なんか先行き不安だよ、このメンバー(笑)」

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